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Writing With Logic

新刊を出します.来週から,都内の大型書店には並び始めると思います.誤解のないように書いておきますが,対象者は主に中級者です.上級者ではありません.この本をやる前に,和文英訳形式の「英作文」の参考書や『XXX総合英語』というようなタイトルの高校で渡されるような文法書をやる必要はありません.少なくともあなたの目的がライティングであるならば.

でも,「文法は必要でしょう?」という人のために最初からChapter 1に「ライティングに使える! 英文パターン100」があるので,これを覚えてください.中級者にとってのライティングに必要な文法や語彙の力はこの程度で十分です.

その上で,Chapter 2のセンテンスに別のセンテンスをつなげて展開するスキルを少しずつでいいから,Exerciseの答えを自分で作って,Sample Answersと比べながら学習していけば,かなり書けるようになるようにデザインされています.この本は「はじめに」および各Exerciseに書いてあるように,そういう使い方をして力をつけるために作られています.

Chapter 2がこの本の中心であり,この練習をしっかりやれば,ライティング力は大幅にアップします.おまけでつけておいたのが,Chapter 3です.これもChapter 2でつけたスキルを活かすならば,実際に自分で答えをつくるべきです.Sample Answerを読むだけではそれほど力はつかないはずです.また,これを覚えても仕方ありません.このSample Answerは意図的に,類書やよくある資格試験対策のライティング本と違って,洗練された表現はほとんどない,厳しい人が見れば論理や構成もスキばかりの「これくらいなら書けるんじゃね」という答案です.まずはこのくらいを目指してくださいというつもりで作っています.繰り返しますが,対象者は中級者です.

この本では,DHC版とは違い具体的な書籍名をあげてはいませんが,

「構文集」は,読む際に知らないと理解が難しい複雑な文構造のセンテンスを集めたものです.和文英訳用の参考書は,日本語と英語の発想の違いからミスを犯しやすい文構造や語法を押さえるためのものです.

15の論理展開パターンで攻略する英文ライティング

という部分で,これらの参考書よりもはるかに下のレヴェルの学習者を対象にしています.



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