ちょこはちくんをまとめたい5 (ちょこはちくんを語りたい ep.16)

ちょこはち(chocol8 syndrome)ミュージックひとくち感想“ちょこレポプチ”のまとめ。第5弾をお送りしたいと思います。いちおう今回が最終回となります。

【ルール・注意事項】
・Twitterで呟いた感想ツイートのまとめです。可能な限り1ツイートに収めております。
 その限りではなかったということです。
・文字数に限りがあるため、読む人が曲を知っていることが前提の文章になります。知ってください。(暴論)
・主観による解釈などを多く含みます。思い違いはスルーを推奨しております。
・無理はしない。
・感想の感想、大歓迎です。

最終回となる今回は、ラストシングル収録+レアトラックの楽曲たちから。
これで自分の知るちょこはちミュージックはひととおりさらうことができました。ご静聴バイバイセンキュー。

***

35.六等星のメロディ

ラストシングルTrack.1
2020年に行われた“みんなで作るCDプロジェクト”で見事投票第一位に輝いた楽曲です。
勿論その当時は活動終了になるなんて話はなく、結果としてラストシングルになってしまったのだけど、とてもそうは思えない…というか、最後のCDだから万感の思いを込めて書きました、と言われたら信じそうなほど状況にリンクしています。

“遠い遠い君に届く頃には
 この身は滅びてるかもしれない”

こんな悲しいフレーズ、ですが

“だけど 明けない夜に手を伸ばす”

何一つその先を諦めてなんかいないんだ。

六等星のような小さな輝きかもしれない。だけど、ちゃんと届いているよ!輝いてるよ!と答えを返したい。

“あのメロディを思い出す
 僕を救ったあの歌声”

ほんともうそれ!それだよ!
僕のちょこはちに対する想いそのものです!

CDプロジェクト当時、僕はまだちょこはちと出会っていませんでしたが、ノミネート4曲で投票するなら、この曲にしたかなぁ。

36.サイケデリックに花は咲く

“ふたりはしゃおキュアPF(サイケデリックフラワー)”のクライマックス、主人公覚醒回で流れた特殊ED。(ない)
仲間の為に立ち上がる姿、感動しましたね。(ない)
Twitterではタイトル回収きた!と過去例を見ないバズりを見せました。(ない)

とまあ冗談はさておき、ラストシングルTrack.2
かつ“CDプロジェクト”候補曲のひとつ。
小ネタに突っ走りましたが“そういう使われ方してそう”という感想でもあるのでご勘弁。(若干“変身ステッキ”というワードに引っ張られてはいます。(若干?)

どんな困難や邪魔があったって、自分だけの花を咲かせて見せるのよ!という力強い意志の歌です。愛!
“毎日毎分毎秒毎瞬囁いてくる”のところの早口歌詞が聴き心地よくってクセになりますね。

37.新世界より

ラストシングルTrack.3。時系列で言えば、一番最後に作られた楽曲ということになるのかな。
つまり、活動終了決定後に書かれたものだということ。
結構ド直球で“終わりに向けた今の想い”を歌った歌なんじゃないかと思っています。

直接しゃおぴさんのことを知っているわけではないから、あまりパーソナルな領域に踏み込みそうなことは書きたくないのだけど、最初の一節は“閉じこもっていた彼女を外に連れ出してくれたライブハウス(の音楽)”を歌っているのだと読むことができます。

2ブロック目。

“不確かを紡いで守ってきたこの場所”

そして、

“辿り着いたステージ”

音楽に救われ外に飛び出した女の子は、いつしかそのステージに立つようになったようです。何これ泣くやつじゃん俺が。

“不確かを紡いで”って、好きな表現だなぁ。

38.夜明けのanthem

ラストシングルTrack.4。ライブの入場SEに使われていた曲に歌詞がついたもの。
前Trackの“新世界より”と続けて聴くととてもよいことがあります。
“いつものように”ライブハウスに行くお話。ライブハウスで音楽を聴く・演るというのは日常のことで!

それはこれからも“いつものように”続いていくよ、というメッセージの様な気がする。“たまに泣いてみる”が“たまに笑ってみる”に変わるのも素敵。
“Let's get started on our live!”
ライブの意味が“生きる”なの、なんというか出来すぎているよね。

39.ハナビラ

ミニアルバム「さよならさんかく△」収録。ただし現状CDは流通しておらず、僕もちょこはちYouTubeチャンネルのリリックビデオでしか聴くことができていません。配信か何かでもよいからリリースされたらいいんだけどなあ…。(|д゚)チラッ)

批判を覚悟で言うと、第一印象は「ボカロ曲っぽいな」でした。定義はよくわかってないけども。(しゃおぴさんのボーカルがロイドっぽいということではないです。ほんとにただの肌感覚的なもの)
あと急に忍法とかいうワードが出てきてエッてなったりもする。

ちょこはち最初期の楽曲ですが(ですか?)、今の彼らにも繋がるカラーみたいなものはこの時点でしっかりある様に思います。イントロが壮大な始まりを予感させてとても好き。ひらひら、ゆらゆらといった擬態語に感情をなぞらえる歌詞にもキュッとなります。

40.手と手

ミニアルバム「またきてしかく□」収録。
こちらも入手困難なCDとなっております。諦めかけていたらラストライブの物販で取り扱っていて迷わず購入。物販を買え~!(笑)
繋いだ手と手の物語。
寂しげな曲調ではあるのだけど、あたたかな手に触れて救われたという、実は希望の物語。
“あなた”が恋人・友人・家族、色々な受け止め方ができる書かれ方をしているのが面白いね。

“空に咽ぶ”というフレーズに痺れました。本当に作詞経験浅い頃の作品なの!?

41.ひみつの遊び

みんなで作るCDプロジェクト、ノミネート曲のひとつ。惜しくも選から漏れましたが、ラストシングル「六等星のメロディ」の店舗限定特典CDとしてリリース?されました。初期作に次ぐレアトラックといって良いでしょう。(でしょうか)
配信リリース待っ

気持ちのふさいだ“君”の手をとって、明るい世界に連れ出してくれる。そんな歌です。ヒロイン力が高い。(笑)
“君を彩る歌を僕が歌うよ”のところの伸びやかな歌声がたまらなく心地よいです。
くよくよ悩んだ気持ちを前向きにしてくれる力があるね。

また、「元気づける歌を唄ってくれる」姿から、しゃおぴさん自身の姿を重ねて聴いてしまいます。
つまりしゃおぴはヒロイン。証明完了。Q.E.D.(何言ってんだこいつ)

42.夜に咲いて

みんなで作るCDプロジェクト、ノミネート曲のもうひとつ。こちらも選から漏れましたが、ラストシングル「六等星のメロディ」の店舗限定特典CDとしてリリース?されました。初期作に次ぐレアトラックといって良いでしょう。(でしょうか)
配信リリース待っ

好きなところを挙げればきりがない曲ですが、特に、

“ずっとキレイで
 ずっとキレイで
 ずっとキライで
 僕だけが変われないままで”

のところは好き過ぎて変な声出ます。もうスキスキ過ぎて顔見れな~い♥️(?)

また、一度全く違う歌詞を書いていたけど、それを全ボツにして書き直した。時々間違えてそちらを歌いそうになる、というエピソードがあるようです。
何それすげえ聴きたい!!

以前に、CDプロジェクトに参加できていたら六等星のメロディに投票しただろうと書きました。
それはシングルでリリースされるなら、というつもりの一票。
夜に咲いては、アルバムの締めとかで輝いてほしいという変な感情を抱いています。
ただし“他の3曲はリリースされない”というのが本来のルールなので、やはりもう1週間くらい悩んでしまいそうですね。

***

以上です。
あぁ、終わってしまった…。
このひとくち楽曲感想企画。初めは全曲なんて無理だろー、と弱気でいたんです。
でも書き始めてみたら非常にたのしくやれました!
さらには聴き込むことで、初聴きの印象からガラリと感じ方が変わったり、歌詞の深い意味に気付けたり、もっともっとちょこはちのことが好きになれました。やってよかったと思うことばかりです。

改めまして、始めるきっかけをくださったフォロワー様、直接的・或いは間接的に反応くださった方、素敵詩的無敵なちょこはちミュージックに感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

活動を終了した今、chocol8 syndromeの楽曲が増えることはもうありませんが、ひとつひとつが大切な輝きを持った楽曲たちです。これからも聴いて生きていこうと思うよ。
できることなら、どの曲もライブで聴きたかったなぁ…。


●折角なので、ひとくち感想「ちょこレポプチ」。
バックナンバーのリンクを置いておきます。よかったらご覧くださいませ。

ちょこはちくんをまとめたい1
(1stアルバム「8」収録曲)

ちょこはちくんをまとめたい2
(2ndアルバム「脱法またたびロック」収録曲)

ちょこはちくんをまとめたい3
(3rdアルバム「音楽はメジャーが全てじゃない!」収録曲)

ちょこはちくんをまとめたい4
(シングルCDカップリング曲+Sg.オールでPPP収録曲)

ちょこはちくんをまとめたい5(本記事)
(ラストシングル+レアトラック特集)

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