「KAMITSUBAKI NEXT ARTISTS AUDITION 2024」開催中! クリエイター社員に聞く、THINKRのクリエイティブワーク
THINKRにはコンセプト・職能の異なる複数のスタジオがあります。その1つであるKAMITSUBAKI STUDIOは、バーチャルシンガー、シンガーソングライター、作曲家、映像作家、ストーリーライター、イラストレーター、デザイナーなど様々なクリエイターやアーティスト達が所属するクリエイティブレーベルであり、アーティストマネジメント事業、IP開発事業を展開しています。
KAMITSUBAKI STUDIOでは現在、シンガー部門とクリエイター部門の2部門で、新たな若き才能を発掘する「KAMITSUBAKI NEXT ARTISTS AUDITION 2024」を開催中です。
そこでTHINKR社長の針谷が、オーディション出身のメンバーを含む、2023年新卒クリエイター社員をゲストにインタビューを実施。前編と後編の2回にわたってお届けします。今回はそれぞれに入社のきっかけや日々の業務内容、クリエイティブに対する想いを語ってもらいました。
プロフィール
インタビュー
■自己紹介
社長:今日は新卒クリエイター社員の皆さんに集まっていただきました。
よろしくお願いします。はじめに自己紹介をお願いします。
まるいち:僕は映像のディレクションから制作までを行っています。ディレクションのための資料作りから始め、3Dモデリングや最終的な映像制作を担当しています。
Yazhirushi:映像ディレクターとして、基本的な業務はまるいちさんと同じです。僕は2Dを強みとしています。
すとろぼ:所属アーティストのカバー楽曲やMVなどのデザインやグッズデザインをしています。案件によってディレクションから入ることもあります。
りたお:私はイラストレーターなので、ひたすら描いています(笑)。幅広い用途のイラストを描けることが入社して良かったと思うことの一つです。
最近では「神椿代々木決戦二〇二四」の会場で展開されたキッチンカーを飾るV.W.Pメンバーのパネルや、「KAMITSUBAKI NEXT ARTISTS AUDITION 2024」のキーヴィジュアルのイラストを描かせていただきました。1人で創作しているだけでは思いつかないようなテーマや構図に挑戦できるのが面白いです。
■オーディション応募や入社のきっかけ
社長:りたおさん、Yazhirushi君は2021年から2022年にかけて開催した「SINSEKAI AUDITION」(※)への応募が入社に繋がりました。
オーディション応募のきっかけを教えてください。
りたお:私はSNS等でKAMITSUBAKI STUDIOのコンテンツをチェックしていて、 オーディションが開催されることを知りました。拾ってもらえたらラッキーという想いで応募しました。
Yazhirushi:僕は花譜の1st ONE-MAN LIVE「不可解」に知り合いのクリエイターが参加していたのをきっかけにTHINKRを知りました。
大学在学中にはフリーランスとして活動していたのですが、THINKRから初めて依頼を受けたのがちょうどオーディションの応募期間だったんです。当時、就職活動をしていたこともあって受けてみようと思いました。
社長:選考期間中に印象に残っていることや、当時のご自身の気持ちを覚えていますか?
りたお:所属アーティストのイラストを描く課題があり、 自分が今まで描いてきたものの中で1番良いものを描こうと、数日間夜なべして完成させました。
渡辺:りたおさんの作品は、クリエイター部門で選考に進んでいた人達の作品の中でも、真っ先に目に止まった作品でしたね。
Yazhirushi:オーディションの応募期間中に依頼を受けたのが、DUSTCELLの「ORIGINAL」という楽曲のMV制作でした。オーディションの課題制作とMV制作のタイミングが被って、オーディションの課題制作の余力がなくなってしまい、実は一度辞退を申し出ました。
渡辺:はい、断られました(笑)
Yazhirushi:僕はMV制作が課題だったのですが、半尺でも良いからとチャンスをいただいて。結局納期まで伸ばしてもらったのですが、せっかくのチャンスを無駄にできないと思い頑張りました。
すとろぼ:オーディションで譲歩してもらえることなんて、そうそうないよね(笑)
Yazhirushi:本当にありがたかったですね。他の参加者の方より短尺になった分、審査員の皆さんが僕の映像の何を見るんだろうというのをしっかり考えて取り組んだ記憶があります。2Dと3Dの技術はもちろん、その他にも自分が使えるエフェクトの知識的なところも、なるべく色々と組み込んだ方がいいだろうと思って制作しました。
渡辺:実はDUSTCELLのMV制作に加えて、明透の「歌ってみた」動画の制作も彼に依頼していたんですよ。仕事を通じてある程度彼のことを知っていて、制作物の質が良いことも一因ですが、提出してもらった課題に関しても、CG技術を持っているし、リリックデザインの勘所がすごく良かった印象です。
Yazhirushi:そんなふうに思われていたんですね(笑)。僕としてはTHINKRのライブの背景映像を作りたいという気持ちがあって。そのために、まず社員の方に知ってもらうには良い機会なんじゃないかと思ったこともオーディションの応募理由の一つです。
渡辺:その戦略が功を奏して、僕がライブ制作チームに彼の作品を見せたことで、花譜の武道館ライブの背景制作を依頼することになりました。
Yazhirushi:入社前のことです。嬉しかったです。
社長:ひとつの目標を達成できたんですね。まるいち君とすとろぼ君は、それぞれ入社の経緯を教えてもらえますか?
まるいち:僕の場合は、2021年の夏頃に、ヰ世界情緒の1st ONE-MAN LIVEの制作依頼を受けてから、入社まで約2年間仕事をさせていただいていました。その後、大学卒業後の進路を考え始めた頃に、仕事でお世話になっていた社員の方からお誘いを受けたことが入社のきっかけになりました。
すとろぼ:僕はもともとネットカルチャーが好きで、いわゆる観測者(ファンネーム)として花譜の曲を聴いていて会社のことも知っていたのと、僕も在学中に仕事をさせていただいたことが入社に繋がりました。当時新卒採用の募集は出ていなかったんですが、聞いてみないと後悔すると思って社員の方に問い合わせました。
社長:どこかに就職せず、フリーで活動することは考えなかった?
りたお:ありがたいことに在学中から複数のお仕事をいただいていて、フリーで活動していくことも考えました。でも心のどこかで不安もあり、就職することにしました。
Yazhirushi:僕は学生時代にお世話になってた教授から、フリーに向いていないと言われたことがあって(笑)。技術面でも精神面でもまだまだ自分は未熟だと感じたので、社会経験を積むために就職を選びました。
■より良い作品づくりを目指して
社長:日々の創作で意識していることはありますか?
すとろぼ:周りの方々と連携しながら進める仕事が中心なので、作品の精度だけではなく、相手に渡すことを自覚した上でのデータづくりをしています。必要ないところでのロスを減らし、お互いに協力しながら効率的に業務を進められるように心がけています。
りたお:完成した時に自分自身が良いと思えないと誰にも響かないと思うので、どんな案件でもその視点を大事にしています。
Yazhirushi:僕はファンの皆さんに届く作品づくりはもちろん、同業者の方にも一目置かれる絵作りや情報量を追加できるよう意識しています。
まるいち:僕の場合はディレクターとして誰かにお願いしたり、指示することから仕事が始まります。そのため作業を進めていくなかで相手からの質問等に対して、きちんとブレずに説明できるよう気をつけています。
ただ、良い意味で裏切って欲しいという気持ちもあるので、あまり自分の意志を押し付けたり、指示しすぎないようにしています。
インタビュー前編では、入社のきっかけや日々の業務を伺いながらTHINKRのクリエイティブ職について紐解いていきました。後編では4人がこれまで手掛けた作品を紹介しながら、クリエイター達のリアルな声をお届けしていきます。
【求ム、神椿を担う新世代達。】
「KAMITSUBAKI NEXT ARTISTS AUDITION 2024」応募受付中!
次世代のアーティスト/クリエイターを輩出するためのオーディション。応募締切は2024年3月10日(日)です。この機会にぜひご参加ください。
【積極採用中】
THINKRでは、一緒に働く仲間を募集しています
THINKRでは、デザイナー、プロダクションマネージャー、プロデューサー、ライブイベントディレクター、ゲーム企画職など様々な職種で積極採用中です。ご興味のある方は、ぜひ一度WEBサイト内「JOIN US」にて募集概要をご確認ください。
所属アーティスト/クリエイター一覧