認知症介護日記33 「やっぱ暑いんじゃん!」

こんばんは、Fredです。

祖母を介護する中で僕と父が結構苦労しているのが、祖母の体温調節。
“認知症あるある”だとは思いますが、見当識障害が原因で祖母の服装は1年中どの時期でもまるで冬の装いとなっています。

祖母が普段着ているコーデは以下の通りです。
1.肌着(長袖)
2.ブラジャー
3.Tシャツ(長袖)
4.ベスト(薄手)
5.フリース(厚手)
6.ジャンパー

小さい数字から順に着ています。
本当は「1と2の順番逆じゃない?」と言いたいところですが、我が家に女性は祖母しかいませんので、僕と父は口を出すことができません。笑

6のジャンパーに関しては、祖母は某アウトドアブランドの薄手と厚手のジャンパーを愛用しています。祖母は隙あれば厚手の方を着ようとするので、現在隠しています。

僕の記憶では、祖母は昔から夏でも長袖を着るタイプの人だったのですが、1〜2年前から夏でも冬同然の格好をするようになったことを覚えています。

昨年から現在まで、僕と父は「高齢者でただでさえ体温調節が難しくなってるんだから、〇〇を脱ごうよ?」と何百回も提案しているのですが、「寒い」の一言とともに全力で拒否されてきました。

デイサービスの職員さんもケアマネも、利用中に祖母に薄着をするように提案したらしいのですが、同じく拒否されたとのこと。頑固者の祖母にとって、周りが心配しているという事実など関係ないようです。

せめて脱がないのであれば、扇風機をかけて室内を涼しくしようとも試みたのですが、目を離した瞬間にいつの間にかコンセントを抜かれて強制ストップされてしまうので、本当に苦労しています。

ただ数日前から、祖母は厚手のフリースを着なくなりました。
そして、今日は様子を見ているとこれまで「虫が入る」などと言って頑なに開けようとしなかった窓の一部を開け、網戸にしました。

これらの変化を見て、通常なら「認知症(主に見当識障害)の症状が少しマシになったのかな?」という気持ちになると思うのですが、これまで同じような環境でも「寒い」と訴え続けていたことを考えると、素直に喜べていないのが現在の心境です。


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