課題から探すコンテンツでCV率UPに|BtoBサイト改善・設計案
いまのWEBサイトは「顧客目線」の設計になっていますか?
こう聞かれると、意外と「No」という答えを返される方も多いと思います。
僕は本業でBtoBサイト、特に中小企業をメインにWEBサイト改善の提案やコンサルティングなどを実施していますが、意外と顧客目線に沿ったコンテンツが用意されていないことが多いです。
サービスから探せるようにはなっているけど、顧客が抱えている課題やテーマから探せる設計になっていない場合が多いんですよね。つまり、企業目線のコンテンツにはなっているけど、顧客目線で考えられたサイトになっていない場合が多いということです。
当たり前ではありますが、顧客目線で設計されたWEBサイトはお問い合わせ率が高くなります。
BtoBビジネスは基本的に「課題解決」なので、顧客に寄り添えるWEBサイトであればあるほどお問合せに繋がりやすくなるのは簡単に想像できるかと思います。
そこで、より顧客課題に寄り添ったWEBサイトにするために今回ご紹介するのが「課題から探す」コンテンツです。
現状のWEBサイトは「想定される顧客課題」に寄り添ったコンテンツや設計になっていますか?
とくに、多くの製品やサービスを持っていて、あらゆる要望や課題がある場合は「課題から探す」コンテンツを用意してあげることでお問い合わせ率が高くなる可能性が高いです。
それでは、イメージ画像とともに見ていきましょう。
課題から探すコンテンツのイメージ
課題から探すコンテンツのイメージはこんな感じです。
課題一覧ページ:
商材にもよりますが、解決できる課題が多岐に渡り、顧客の中で明確な課題を持って相談されることが多い場合は、一覧で対応できる課題を見せてあげるとユーザーに親切です。
課題が多い場合は、カテゴリーごとにまとめてあげるのもいいですね。
ユーザービリティが上がると、お問い合わせ率が上がりやすくなるので、お問い合わせ件数向上にも繋がります。
中のページはこんなイメージ
次にそれぞれのリンク先イメージを作成してみました。
課題詳細ページ:
各課題ごとにページを用意して、課題解決の内容を訴求できると理想的です。
ページ上部にお問い合わせボタンや資料ダウンロードボタンをつけてあげると更にCV率が上がります。
ただ、各課題ごとにページをつくるのは工数もかかりますので、1ページ内に解決できる課題と関連商材をまとめてしまって、アンカーリンクで飛べるようにしておくのも良いかと思います。下記ページのようなイメージです。
TOPからの動線をつけましょう
課題から探すコンテンツは多くの場合、お問い合わせ前に閲覧する場合が多くなります。(課題が明確な顧客が見るため)
そのため、TOPからの動線もつくってあげましょう。
TOPページの閲覧数はどの企業サイトも非常に多いため、課題から探せるようになっているだけでもお問い合わせに繋がりやすくなります。
メガメニューがあると更に動線が良くなります
WEBサイトの上部にあるグローバルメニューにはお問い合わせ率が高いコンテンツを置くようにしてあげると良いです。
更に、メガメニューで一覧表示してあげると、各詳細ページに辿りつきやすくなるため、より顧客の目的に合ったWEBサイトになります。
課題から探すコンテンツの事例
いくつか「課題から探す」コンテンツを掲載されている企業サイトがあったので、紹介しておきます。
1.SALES ROBOTICS株式会社
網羅的に課題から探せるようになっており、顧客目線にたったWEBサイトになっています。
2.NTTビジネスソリューションズ
製品やサービス数が多いサイトはこのWEBサイトが参考になります。
3.アイティーエム
シンプルで見やすく、顧客課題に寄り添ったWEBサイトです。
定期的に「BtoBサイトの設計・運用」に関する情報を発信しています。
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