「常識破りの思考」をできる人の脳内
「自分は真面目な回答しか思い浮かばない・・・。」
「あの人はなんで突飛なアイデアが浮かぶんだろう・・・。」
こう思っている方は多いかもしれません。
ぼくも同じことを思ったことが何度もありまして、ずっと悩んでいました。
いろいろ調べていると「ある思考法」に出会ったのでアウトプットもかねて紹介していきます。
この記事では「常識破りの思考」ができる人がどんなことを考えているのか、どういう思考でその答えにたどり着いているのか、を解説していきます。
普通の人の思考法:ロジカルシンキング
皆さんご存知の通り、ロジカルシンキングは「正解を出すためにロジックを掘り下げていく思考法」です。日常的によく使う思考法で、基本的に答えは1つ。今まで私たちは学校教育を受けてきたわけですが、その教育現場では基本的にロジカルシンキングが教えられます。
「自分は真面目な回答しか思い浮かばない・・・。
まわりのあの人はなんで突飛なアイデアが浮かぶんだろう・・・。」
と悩んでいる方は、ロジカルシンキングで考えている場合が多いです。
一方で、ラテラルシンキングという思考法も存在します。
常識破りの思考法:ラテラルシンキングとは?
ラテラルシンキングとは「問題解決できればなんでもOK!前提を排除してできるだけ色んな角度から解決策を探そう!」という思考法です。手段を選ばず、スタート地点からゴールまでジャンプするイメージ。
目の前にある課題を解決できればOKなので、これといった正解はなく、答えはたくさんあります。本質を捉えて、考え方の可能性を広げる思考法です。
※ロジカルとラテラルは対立関係ではないのでご注意を。
ラテラルシンキングとロジカルシンキング
ここで、ラテラルシンキングとロジカルシンキングの違いを感じていただけるクイズを紹介します。
※数学の問題ではありません。
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答え①:4個ずつ分けて余った1個を3等分する
→ これはロジカルシンキングです。
重さを測って分けると答えた方も、ロジカルシンキングの発想です。
答え②:「ジュースにして分ける。」
これはラテラルシンキングです。前提を排除して、みかんを潰すという発想になっています。※答えは1つではありません。
ラテラルシンキングを鍛えるメリット
ラテラルシンキングはロジカルシンキングとは違い、まったく想像もしていなかった答えが出てくる可能性もあります。
日常生活やビジネスシーンにおいて、こんなメリットがあります。
自由に発想できるようになる
今までにない面白いものを生み出すことができる
新しい解決策が思い浮かぶようになる
最短ルートで目標を達成できる
お金/時間/手間が節約できる
ラテラルシンキングに必要な力
ラテラルシンキングを鍛えるための2つの力を紹介します。
1つ目:前提を疑い「問い」を生み出す力
「こうなるはず」「こうあるべき」を取り払うことで、発想の幅が広がります。
「なぜ?」「本当に?」「今はそうだけど・・・」の思考を癖づけていきたいですね。
前提疑うことで初めて「良い問い」になります。
良いサービスは良い問いから生まれている、と聞いたことがありますが、まさに前提を疑っているからこそ、良い問いが生まれるんだと思います。
2つ目:物事の抽象化して「本質」を捉える
抽象化することで物事の本質が見えやすくなります。
「対象物→ 抽象化→具体化」の順序で考えます。
例①:対象物:ピカソ → 抽象化:大量の作品があったから名作の絵画が生まれた。
具体化:これって歌でも同じじゃないか?仕事でも同じことが言えるんじゃないか?
例②:ジム → サブスクでいろんな店舗を利用できる
サブスクで全国のホテルを利用できたら・・・?など突飛な発想が生まれやすくなる。
例③:大曲がりきゅうり → 見た目が悪いが、味はうまい。
→見た目が関係ない浅漬けにしよう。など
ラテラルシンキングの練習
興味のある方は、下記の①〜③の手順で練習してみてください。
①現状とゴールを書く。
②そのギャップ(課題)を考える。
③ギャップを埋める方法を可能な限り書き出す。
※前提条件を無視して書き出す。
例題:
1日の仕事を4時間で終わらせるためには?
もし自分が1年間本屋の社長になったら?
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