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地域でゆっくりITサポーターを増やそう ⑩

今回も前回に引き続き「ITサポーターが持っているといいスキル」についてです。

どんな質問にもすぐ答えられたり、すぐ調べて対応できる力があるにこしたことはないですが、そんなスーパーサポーターなんてなかなか近くにいないですよね。

ただ、少しでも対応できる範囲を増やしていくために、ということで今回は余力のある方向け、ちょっと頑張ってやれそうでしたら、という内容で書いてみます。

調べるスキル

私がパソコンインストラクターとして講義する際、初めての方にいつもお話ししていることがあります。

受講生の皆さんと私との違いは、もちろん操作している経験数はありますが、私にも初めて操作するものや初めて出会うトラブルがあります。
その際に解決できる力が受講生の方との違いです、とお伝えしています。

実際、困った時に、
 ・何に困っているのか
 ・何を解決したいのか
 ・どんな状態が理想の状態か
 ・どうなれば正常なのか
など、これら分からないこと・目指すことがある程度見えていることの違いだと思っています。

そして、分からないこと・目指すことをクリアにするために「どんなキーワードで検索したら答えが出てきそうか」という当たりを付けていくのがステップアップのポイントと考えています。

ですので、まずはいろんな状況をインターネットで調べてみる。
その時にキーワードを意識しながら調べてみる。
あと、調べた際に分からない単語があったら、さらに調べてみるところまでいければサイコーです!


設定関連の操作経験

困っていることや難しいと思われることで、解決方法としてよくあるのが「設定」関連の変更です。よく歯車マークなんかを画面のどこかで見かけませんか?
触るのが怖いと思われていて、なかなか触れないという声をよく聞きます。

ワンランク上のサポートを目指される方は、ぜひこの「設定」関連です。
アプリで思っている操作や機能が使えないとき、この設定関連項目で引っかかっていることがあります。一度設定を変えれば解決するものも多くあります。

なので、アプリなどで通常の使い方に慣れてきた方・余力のある方は、端末の設定やアプリの設定画面はときどき開いてみましょう。
まずは開くだけでも。
こんな設定項目があるのね~、なんて発見が結構あります。

そして、もうちょっと余力ができたら、設定画面の開き方を覚えて、触っても大丈夫そうなところから触ってみる。(ぜんぜん検討もつかないところは無理に触らなくていいです。)
設定を変える⇒アプリ操作の変化を見る⇒元に戻す。
触っても元に戻せそうな情報を入手してから触ってみる。

こんなことをちょっとずつ繰り返してみましょう。
不安な時は、もっと知っている人を捕まえておくのも大事です。その人に元に戻してもらう。全部ひとりで抱え込まない。

そして、触って確かめてみたプロセスもまた思い出してみる。

ワンランクアップしていくのに、簡単な道はありません。
地味な操作の繰り返しです。
ですが、この地味な設定操作を触ることで、よりアプリやスマホのことを理解していけるようになります。

さあ、次回は「教わる人へのサポートのコツ」について書いてみる予定です。
シリーズとしては最後のトピックになります。


さいごに

時代と楽しく付き合う適応力を高めキャリアの可能性を拡げるサポートをする「3つのつながる」を実現します、と謳ってホームページをつくっています。
よかったらこちらもご覧ください。
https://www.thinking-square.com/

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