有名人だから？その人となり？

こんにちは、ノルウェー留学中のくまはんです。
今回は、今見ているNetflixのドラマ「Ragnarok」からある一節を紹介します。

Tor som skapte lynet, eller lynet som skapte Tor?
(トールが雷を創ったのか、雷がトールを創ったのか。)

「Ragnarok」 Season２ episode6 「愛がすべて」

雷神トールをトール足らしめたのは雷なのか、それとも雷はトールによって生み出された副産物だったのか。
もっと簡単に言うと、畏れられていたのは「雷」だったのかそれとも「トール」自身だったのか。

もっと分かりやすく現実に置き換えましょうか。
女優とか？
「女優と付き合ってみて～」という男子は多いけれど、今を時めく名だたる女優が高校生のとき彼氏に振られたとかいう話は聞きますよね。

「振るなんてありえない。」
「私だったら振らない。」
「今後悔してんだろうな。」

どれも不正解です。
どんなに美形だったり性格が良かったりしても、その当時、結局は「かわいい一般人」だったんでしょうね。
世間が好きなのはその女優の「その人本人」なのか「女優であること」なのか。
まあ両方ですね。

これって別に女優に限らずです。
俳優だってそうだし、男女関わらずアイドルなんてのもそう。
Youtuberなんてのもそうなのかな。
有名人はきっと全般的にそうなんだろうね。

「○○が一般人の世界線だったら絶対告白してた！」
そんな言い分も結構聞く。

果たしてそうなのかな？
きっとそんなことないでしょう。
有名人は有名人じゃなくなったら、一般人でしかなくなってしまうので。
特に意識もせず、特別視もしない。
普段周りにいる人の一部になる。
”有名人”という特別感はない。

なので僕はたまに考えたりします。
自分の彼女が有名じゃない世界線で良かったな、って。
有名人になっちゃったら、競争倍率が凄いことになっちゃうし、常にだれかの好奇の目に晒される。
多分自分よりもっといい人と一緒にいるんだろうな。
一般人だから一般人の自分を選んでくれたんだろうなって。

あと別の世界線だったら女優だった人と付き合ってるんだ、って考えるのも結構楽しい。
「○○が一般人の世界線だったら絶対告白してた！」って言われてた人と付き合えちゃってるじゃん。ってなる。
ハッピー＆ラッキー。

だからなのかな、僕は好きな女優とかいないんですよね。
アイドルとかも。
あんまり興味ない。
その人たちを好きになるのは”有名人”だから、と、どこか冷めてしまう。
皆が欲しいと思ってるから、欲しいとはあんまり思えない。
ある意味逆張りですね。笑

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