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これからの未来

今僕はデンマークのある駅で電車を待っている。
周りには同じように電車を待つ人もいる。
その一方で家族と思われる人が迎えに来てたり、これからホテルにタクシーで向かう人もいる。
そこでふと思う。
選択肢を制限されると人は不幸を感じる、と。

現状の男女不平等はそうだろう。
今まで女性が声を上げなかったのは何故か。
自分たちに働くという選択がなかったからだ。
そもそも選択肢として存在していなかったのだ。
だからこそ、働くという選択肢が見えた際に、それを制限されるような社会に声を上げる。

同性婚もそう。
今まで不満に思ったことは絶対にあったであろう。
しかし同性は婚約できないから、と選択肢を消していた。
社会の性的マイノリティに対する理解が進むにつれ、同性婚という選択肢が目に入る
そうすると何故同性婚ができないのか、と声を上げる。
それは選択肢を制限されていると感じるからだ。

男女別姓もそうだ。
当たり前のように夫婦で同一の姓を名乗る。
当たり前であるということは選択肢が一つであるということだ。
しかし実際には別姓でもよいという選択肢が見えた途端、それは当然の権利と主張する


それが悪いことだと言ってるわけじゃない。
男女平等に限っていうと、男性の選択肢も増やすべきだと思っている。
男性は今働くという選択肢が当たり前となっている。
しかし笑い事ではなくもっと現実的な意味で「専業主夫」の選択肢はあるべきなんだ。
自分たちにも取れる選択肢は多くあると主張していい。

僕は今後そうなっていくだろうなと思う。
男女平等とは両方に多くの選択肢があるということだ。
女性にだけじゃない。
男性にも、だ。

僕の高校同期の好きな言葉がある。
「女性の社会進出があるなら、男性の社会退出があってもいいじゃないか」、と。

今後はそういった社会になっていくのだろうな。
女性が定年まで働き、男性が家を守る。
女性も初デートでは奢る人も出てくるだろうし、ちっちゃいバッグ持ってる男子が出てくるかも。
パパ友会ができて、パパ同士でランチをしたり。
PTAは男女同数にきっとなる。
稼げる女性がもっと増えたら港区男子とかママ活男子も増える。
女性用風俗ももっと一般的になって風俗男子なんて言葉も生まれて、AV男優がもっと有名になるかも。

そしたら男性は経済力、女性は美貌、みたいな風潮も無くなるんだろう。
男性も玉の輿狙って美貌に力入れるかもしれないし、女性は顔立ちが良くなくても稼げればいいってなるかも。
ずっと家にいるのがパパになったらファザコンとか、逆に母親とパンツ一緒に洗わないで!とかなるんかな。

今までの固定観念が全部壊れていくんだろうな。
妊娠した時に性別なんて教える必要がなくなるくらいに。
男らしさも女らしさもどこまで消えてくんだろう。
男性にも足閉じなさい、とか。
女性にももっと胸張れ、とか。
そうなってったら面白いだろうな。

女性が社会進出するだけじゃ不十分。
社会に用意された枠は限られてるんだから。

男性をそこから減らしていくことができる仕組みが今後は増えていくんだろうな。

なんてぼんやりと考えました。

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