品質レベルの向上はマメな図面の更新から

不具合品を検証するために、寸法を当たります。
最新の図面と照らし合わせ各部の寸法、形状、穴位置、材質などチェックします。
図面どおりに作られているか、公差内で作られているか原因を調査します。
調べていくうちに最新の図面が何枚も出てきたり、更新履歴のないもののあります。
どの図面が正しいのかわからない場合もあり、困惑します。

中には最新の図面は外注さんが持っていたりすることもあります。

発売後の年数がたてば立つほど、担当者が入れ替わったりし、精通している人がいなくなります。
不具合や変更点があった場合、図面が必ずしも更新されるとはいえません。
変更されずにそのままになっている場合も少なからずあります。

あるメーカーさんでは、図面の変更を何より優先し、更新履歴と内容を明示し、変更内容の資料とともに保存するという取組みをやっておられました。

基本に忠実にお品質向上に取り組んでると感心しました。


ファイル管理は便利になってきましたが、更新するのは人です。
品質を上げるという メンバーの 強い気持ちで継続することが必要です。

マメな図面更新は品質レベルを上げるツボといえます。

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