【就活】強気な面接をした話

面接へ行く時の気持ち

 振り返ってみると僕は就職活動では傲慢ともいえるかなり強気に面接をしたと思う。
 コードギアスというアニメの主人公ルルーシュが放ったセリフにこんなものがある。

「撃って良いのは撃たれる覚悟がある奴だけだ」

 まさしくこの気持であった。別に態度や話し方にトゲを出したわけではなく、気持ちの面で

 自分は選ばれるのではなく、自分が会社を選んでいる
 
 という精神で臨んだ。

 謙遜して「御社で働くことができれば幸甚に思います」、なんて言葉を本当に口にできるのは勝者の余裕だと思っていた。
 内心では、この人たちと肩を並べて働くから、ここの人と一緒に俺は働きたいか?という視線で面接を受けた。

 新入社員は資格もなければ経験も無いのに、こんな態度で面接に挑むのは傲慢ではないかとも考えた時期もあったが、「新卒採用」に応募してるわけで決して「中途採用」ではないのだ。
 こっちはそれを承知の上で来てるので、相応なのではないだろうか?


採用されるということ

 しかし、採用される身であることはかわらない。
 そこで考えたのは、どんな理由で選ばれるか、が大事だと思った。
 優秀だからではなく、こいつと働きたい、という理由で採用されたかった。
 そういう理由で選ばれる面接をするように心がけた。
 なので学歴や結果を話すのではなく、結果までの過程を重点的に話した。また過程を質問してくる会社はとても好感を持てた。
 こういう態度で面接を受けて不採用ならこの会社の人たちは僕と一緒に働きたくないという、ことになる。そういう事ならば僕も願い下げだという気持ちである。

 以前会社を選ぶにあたって色々な条件を出したが、最終的に同率の中から会社を選ぶとしたら一緒に働きたいと思ってくれる人と働くのが良いではないか。

面接が緊張するわけ


 面接に限らず、試験でも、我々は試されているのである。
つまり、つねに相手の期待の基準を満たしているかどうかを見られている。
 こういうとき精神的にはとても緊張し、失敗できない、完璧でないといけないといって、自分で自分のハードルを上げてしまっている。
 すると、「是非、御社で働ければ幸いです・・・」みたいに弱気になってしまうのではないだろうか?


強気の理由

 僕が先ほど書いたような強気になれたのは2つ理由があると考えた。


1.良い意味で行きたい会社がなかった
 僕にはなにがなんでも行きたい会社、どうしても行きたい企業は無かった。そのためどこかの会社に異常に固執することがなかったのだと思う。
なので、まぁ駄目なら次だな、縁がなかっただけ、と気楽に会社を選べた。

 就職が恋愛と揶揄されるのはこういうところではないだろうか?
どんなイケメンでも、温水洋一の顔がタイプの女性には選ばれないのと同じで仕方ないもんは仕方ない。

 実際、そこの会社でしかできないことなんてあるだろうか?
唯一無二の職場で不採用ならば面接以前に足りないものが多くて落ちたのだろう。


2.なんとかなるだろう精神が功を奏した
 そんな気楽なままでは全落ちしてしまう・・・!と最悪の事態を考えてしまうものだが、会社なんて何千、何万とあるし、あくまで「自分の希望の会社の全落ち」しただけで、別に死ぬわけでも、人生の終わりでもなんでもない。
 ここまでやって全落ちならその業界・会社は向いていない、というとても大事なことが分かったのである。

 自分はコレが向いている、このために生まれてきた、という事が的中することなんていくつあっただろうか?そういうことは往々にして頭の中の虚像で、周りの視線や評価に左右されていないだろうか。以外にも興味もなかったことをちょろっとやってみたほうがうまくいったり、失敗してたどり着いた環境でうまくやって行ってないだろうか。

 行きたいと思っている会社に行けなくても何とかなるでしょう。
就活は一回目が大事だが会社選びは一回きりではない、と今は思っております。

 僕は就活中は並行してITベンチャーでインターンをしていたのだけれども、最悪ここに就職しようなんて考えていた。勤めていたベンチャーは見たいた業界とは真反対だし、なんとなくで決めた会社だったが将来性はとてもある会社だと感じていた。



 面接に向かう途中でこんなことを考えて自分を鼓舞してました。


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