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【知るほど愛しい、曲げわっぱ】

秋田県大館で曲げわっぱを作ってらっしゃる工芸社さんにお邪魔しました◎

曲げ物の木工製品は日本にも幾つかの産地がありますが、
伝統工芸品とされているものは、秋田の曲げわっぱのみ。

それは、樹齢100年の山育ちの木材を…しかも、赤い芯と外側の白い部分は残して
上質な柾目の美しい部分のみを使うという、贅沢な作り方をしていることからも納得。

木はデリケートなので、一つ一つ手作業でしかできない作業もたくさん。
熱々茹でたての木材を素手で曲げていく所作は無駄がなく、とても美しくて見惚れてしまいました。

お弁当箱という使い方で海外でも愛されはじめ、今や20〜30代の都会の人達がよく手にとってくれるのだとか。
私も、これからの時間を共にしてくれそうな子を2つ購入しました◎
この工場さんでは、新卒の子たちをどんどん雇用し、次の世代へつなげていこうとされています。
その裏には社長たちの、作る物や売り方、雇用形態も時代に合わせて変化させていく努力がありました。

100年前の曲げわっぱを見て、自分のものづくりを振り返り、気を引き締めます。

大館曲げわっぱ協同組合
https://odate-magewappa.com/

※この投稿は2016年の出来事のリポストです。

植物の力を給ぶ、得る。
私たちは、北海道から沖縄までリサーチに出掛け、根付いた薬草文化と出会い、薬草茶などの商品を提案する伝統茶{tabel}を2014年より始めました。
おいしさと慈しみ、作り手や風土の魅力をお届けします。

2018年に講座シリーズ「薬草大学NORM」を開校。同年に著書「薬草のちから(晶文社)」を発刊し、ロングセラーとなる。

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