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【英文法の小径】should〈助動詞〉その四

She should have arrived at the station by now.

現在の事柄ではなく、過去の事柄について should を使って推量を表すには[should have + 過去分詞]という形式を用いる。must ほど確信度が強くないのは[should + 原形]のときと同じ。「もう駅に着いているはずだ」

She should have arrived here by now, but she hasn’t.

’but she hasn’t’ に注目しよう。[should have + 過去分詞]という形式は、予期されていたことが起こらなかった/まだ起こっていない場合にも使用します。[could/might have + 過去分詞](may/might/could・その五)と同じように、実際には起こらなかった過去の事柄を述べるときに用いることもあるのです。「もう着いているはずだったのに」

We should have finished by the end of next month.

’by the end of next month’ とある。当然これは(過去ではなく)未来のある時点までに完了していることを推測(=予測)して述べている。「来月末までには終わっているはずだ」

ここでの 'should have finished' は、よく知られた「未来完了形」と呼ばれることもある[will have + 過去分詞](未来表現・その七)と同じです。ちがうのは、話し手の確信の度合いで、will を用いた形ほど強くはありません。さらに、自信がなければ should の代わりに may/might を使うこともできます。

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