【英文法の小径】can/could/may/might〈助動詞〉その二
You can [may] borrow my car.
今回は許可を与える場合。'You can …' と 'You may …' のちがいは、許可を求めるときと同じ。may を用いた方は形式ばった/改まった言い方で、打ち解けた/くだけた場面ではふつう can を用いる。
ところで、お気づきのように、許可を求めるときに登場していた could がない!そう、許可を与えるときには could を用いないのです(相手への敬意を示すことになる could は、許可を与えるときよりも許可を求めるときに使うほうがふさわしいということらしい)。やっぱり could は面倒だ。
Could I borrow your car? - Yes, of course you can.
許可を求められたときの答え方の一例。ポイントは ‘Yes, of course you could’ とは言わないこと。もちろん、単に ’Yes, of course.’ あるいは ‘Certainly.’ や ‘Sure.’ でもかまいません。
You can’t [may not] smoke.
許可を与えない、つまり不許可を表すにはどうするのか?can と may の否定形、すなわち can’t/cannot あるいは may not を使います。なお、may not の短縮形 mayn’t は非常にめずらしく、通常は用いない。
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