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【英文法の小径】can/could/may/might〈助動詞〉その三

I could stay up late as a child.

子供の頃、夜遅くまで起きていることが「できた」といっても、この「できた」が能力を表すものではないことは明らか。そうする自由を親に認められていたということだから、この文は過去における許可について述べている。

ただし、許可を求めるとか、許可を与えるといった場面での一文ではありません。これは許可や決まりごとを話題にしているのです。こういう場合はふつう、may/might ではなく can/could を用います。

I was allowed to stay up late as a child.

助動詞ではないけれど[be allowed to]という表現を使うこともある。

I was allowed to leave work early yesterday.

さて、冒頭の文での許可とは「いつでもそうしてよかった」ということ。それに対して、昨日の早退について述べたこの例文は過去の特定の時点における許可、そのとき限り与えられた許可のことを言っています。この場合には could は使えないので代わりに[was/were allowed to]を用います(同じような使い分け、どこか(can/could・その二)で見たような …)。

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