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自分は何者なのか?その答えを見つけるために

どうも、中村です!

本日は撮影5daysの3日目でした。よくこうもみっちりとスケジュールが埋まったなぁと感心するレベルで撮影の日程が組まれていて、5日間の中で7社9施設の撮影をしています。#現在進行形

カメラマンとしての仕事にもだいぶ慣れ、近頃は撮影中にもかかわらず、様々なことを考え、感じる場面が増えたなぁと思っています。あっちなみに僕は本来デザイナーです(笑)。

そんな撮影の最中、クライアントの社長とお茶を飲みながら談笑している時間がありました。そこにたまたま別の会社の関係者の方がいて、話の流れでホームページ制作の話になりました。その方は、ちょうど新しくホームページを作ろうとしていて、最近別の会社と打ち合わせをして、そこにお願いしようかなと考えていたそうです。

そこに割って入ったのがクライアントの社長さんでした。僕の目の前でがっつりと僕を紹介してくれたんです。「中村さんはただホームページを作るだけじゃなく、会社の本質的な魅力を引き出して、それを写真とともに伝えるホームページを作ってくれるんですよ!」なんて言われて、ちょっと照れてしまいましたが、本当にうれしかったです。目の前でそんなふうに紹介されるなんて、幸せな気持ちになります。「ぜひ中村さんにお願いした方がいいですよ!」なんて言われたら、お花畑状態です(笑)。

そんな話が終わったタイミングで、クライアントの社長さんに

「ところで中村さんって何屋さんでしたっけ?」

と聞かれました。とっさに「デザイナーです」と答えたんですが、その瞬間、はっと気づいたんです。その社長さんとはもう8年くらいのお付き合いがあるんですが、まだ僕の肩書きがはっきり定まっていないことに気づいたんです。

僕にはいろいろな肩書きがあります。経営者、デザイナー、カメラマン、映像クリエイター、ライター、プログラマー、マーケティング、コンサルタント……。たくさんのハッシュタグが自分についているな、と改めて思いました。

僕は、状況に応じて自分の肩書きを変えています。例えば、撮影に行ったときに老人ホームのおばあちゃんに「あなた、誰?」と聞かれたら「カメラマンです」と答えますし、ロゴを提案するときは「デザイナーです」として話をします。つまり、場面ごとに自分の役割や肩書きが変わっているんですね。

確かに「中村=○○」とわかりやすくした方がいいことはわかっていますし、情報発信する際にも、自分が何者かを明確にしておいた方が、伝わりやすくなるのも理解しています。でも、その場に応じた役割を柔軟に変えていけることも、自分の強みだとは思っています。

さて。

できることが多いと、自分が一体何者なのか悩んでしまう人も多いと思います。そんなときに大切になるのが、"何を売っているか"ではなく、"どんなニーズを叶える人なのか"という視点です。

例えば、僕の場合はデザインやホームページ制作、写真、動画といった多くの手段を持ち合わせています。でも、それらのスキルのうちどれか一つを選んで『自分はホームページを作る人だ』と決めるのは、少し早すぎる気がします。大事なのは、自分ができることを組み合わせて、どういったニーズに応えられるかを考えることなんです。

例えば、ホームページ制作を例に取ってみると、そこにはたくさんのニーズが隠れています。ホームページを作る際にお客さんが感じる不安や不満、不便だなと感じることって、たくさんありますよね。そういったニーズの中から、自分がどう解決できるかを考えるんです。

僕の場合、できることが多いだけでなく、人生経験もそこそこ豊富です。そして仕事の中で大事にしているのは、答えをただ示すのではなく、相手に気づいてもらうための対話や、難しそうなことを面白く感じてもらえるようなアプローチをすることです。そういったところを深掘りしていくと、僕の仕事における信念やポリシーが見えてきて、『前に進みたい人の背中を押す』というニーズを叶える人だと気づきました。そこから『キッカケをデザインする』というタグラインを自分につけました。

多くの人は、自分が何を売っているかにフォーカスしてタグラインを作ろうとしがちです。それも一つの方法ですが、特に競合が多いジャンルのお仕事をしている人は、"どんなニーズに応えられるか"を考えて自分の役割を絞り込むことが効果的です。ぜひ、この視点で考えてみてください。

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