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家族に対してのコーチングは可能?

夫婦や家族、パートナーに対して、
コーチングをすることは可能なのか?

コーチングを学んでいる人の中では
気になる質問だと思います。

ここでいうコーチングとは、
セッションとしてのコーチングのことを
指しているのだと捉えて考えてみます。

その上で、

家族に対するコーチングセッションは可能なのかというと、
不可能であるとも言えるし、可能であるとも言えるでしょうか。

協働関係の対話

コーチングは、協働関係の上で進めていく対話。

協働関係には対等な立場という関係が大事だと思います。

なので、

家族という関係のなかで
上下という関係を外して対話ができるかどうか、
そういう関係性を築けるかというのが一つあると思います。

そして、

コーチングは、
クライアント(コーチィ)に
コーチングを受けたい気持ちがないと
難しい面があるでしょう。

一方がコーチングしたいと言っても、
一方がコーチングを受けたくないと言って、
お互い向き合ってない状況では
お互い100%の力を発揮できない。

と言うことを踏まえ、

家族・パートナーにコーチングする場合、
家族という近い関係のなかで、
相手と100%の力を発揮しあう協働関係を構築できれば
コーチングのセッションを実施することは出来るのでは無いかと思います。

コーチが出来ない状況

家族に対してコーチングセッションをした場合、
コーチの方がコーチング出来ないということが発生するかもしれない。

クライアントが家族の場合
どういうことをテーマとしたコーチングになるのでしょうか?

例えば、
・子どものことがテーマの場合。
・介護のことがテーマの場合。
・老後のことテーマの場合。
・世帯収入に関わることがテーマの場合。
・離婚のことがテーマの場合。

コーチ自身が当事者として関わることがテーマとなった場合、
自分のことをワキに置いてコーチングすることって、
難しくなったりするのかな。

他にも、

大切な家族の想いを聴いたとき、
コーチングすることが、
難しくなったりしないかな?

これまで話せなかったこともあるかもしれない。
自分が動揺するようなことを話すかもしれない。

そういうことを聞いても、
コーチとしてコーチングをすることが出来るか?
ってことを考えることも大事なコト。

家族のコーチングでは
そういうことをテーマにしない。
大事なことは話さない。

というのであれば、
コーチングセッションごいう形は取れるかもしれないけれど、

それって、100%の協働関係とは言えないんじゃないかなぁ。

なので、コーチングとしては成立しないと思います。

そんなこんなで、

コーチングすることが出来ないと言う状況が
発生する可能性がある場合、
家族に対してコーチングしてみたいと思うのかなぁ。

家族にコーチングを使う

家族に対してコーチングは可能なのか?というと、
セッションとしてのコーチングは難しい面は
どうしてもあるでしょうね。

じゃあ、出来ないのかというと、

セッションという形にはこだわらず、
日常的に使うと良いと思います。

コーチングを日常のコミュニケーションで使う。
有効な使い方だと思います。

他にも、例えば、

相手のやっていることを認める。
相手に自分の気持ちを伝える。
相手に感謝を伝える。

と言うようなコミュニケーションも良いですよね。

普段から関わり合う家族だからこそ、
相手に関わるコミュニケーションをしていく。

とても役立つ関わりだと思います。


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