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親の心、親知らず

こんばんは、はーぼです。

今年の5月ころからでしょうか。会社から帰ってうがいをすると、左下の奥の歯ぐきから出血するようになりました。

とても腕のいい歯医者さんのところへ、自転車をこいで30分かけて通うようになりました。歯茎にクリームのようなものを塗ったり、消毒液のようなうがい薬を使ったりして、半年。

しかし症状は改善せず、相変わらず、左下の歯ぐきから血が出ます。

そしてついに、先週の土曜日。最後通告をされました。

「親知らずが出てきているせいかもしれませんね。次回の診察で紹介状を書いてあげるから、抜きますか?」

・・・マジですか、先生! (゜ロ゜)。

僕の親知らずは、どうしてそうなった?といいたいくらい全部が歯ぐきの中で真横になっているのです。
以前から歯医者さんに、「痛みがなかったら抜かないほうがいいですね」と言われています。
実は、社会人になってすぐに右下の歯ぐきの中に埋もれていた親知らずを、大学病院で抜いたことがあります。

歯ぐきに麻酔を注射して(麻酔からして痛かった!)、歯ぐきを切開して、親知らずを力技で砕き(抜くというスマートなものではありません)、麻酔が本当に効いているのかと思うほど痛くて痛くて、ずっと涙がポロポロと流れ、タコ糸のような太い糸で縫って、ようやく終わったというトラウマのような体験があります。

ちなみに親知らずを砕いた先生の胸にあった名札に書かれていた名前は「大藪」さんで、将来、開業医になったら風評被害にあうかも、と思った記憶もあります。

そんな過去のことはさておき。

今はご存じの状況なので、正直あまり大きな病院に行きたくはないのです。

またあの痛い思いをするかと思うと、どうしても二の足を踏んでしまいます。

どうしたものか。そんな僕の葛藤など知るよしもなく、親知らずは歯ぐきの中で、いい気分で眠るように横になっているわけです。
まったく親(僕)の心、親知らずなのです。

どうしても抜くのなら、インフルエンザの流行が終わる夏がいいかな、と思っています。

次回の診察の時に先生にそう言ってみようと思っています。

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