見出し画像

i 西加奈子 感想

ひたすら内省していく、アイの話

西加奈子さんの作品は、途中で本を
読むのが辞められなくなる熱量がある


恵まれたゆえに
恵まれていることを辛く思う主人公が
悩み続けて自身の存在を向き合う話


たしかに、シリアとかにルーツがあったりすれば
余計にそう思うかもな

自分自身もそういうところがある
恵まれているけど辛さって絶対値でもあるし、
恵まれているからこその辛さもある


最後は映像が浮かぶし、映画っぽいなとも思った


あとがきに、少しだけある
又吉さんと西加奈子さんの対談も面白かった

ドラマティックとかではないけど
読後感はなんかすっきりしてて
良かったと思える


世界はアイとミナとユウで出来ている

この記事が参加している募集

読書感想文