面白かったけど、予想の範囲内。RIZIN LANDMARK vol.3感想レビュー
こんばんは。
本日、19時より『+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.3』が開催されました。
LANDMARKシリーズ第3弾。
目玉は何と言ってもRクレベル・コイケvs萩原京平。しかしLANDMARKを成立させるためのカードとしてあまり格闘ファンからは良い反応ではなく、もう1つの注目カードだった三浦孝太ですが、直前に首ヘルニアの疑いで欠場。
代わりに所英男&金原正徳vs中村大介vs太田忍が追加されたが、これまで以上に厳しい興行になりそうです。
昨日は勝敗予想をアップしましたが、どうなるか。
https://note.com/thimamama/n/nd0931570bd38
それでは、順に感想レビューを書いていきます。
試合順はこちら。
■試合順
それではどうぞ。
第1試合
RIZIN MMA特別ルール:3分 3R (62.0kg)
YUSHI vs. ZENKI
YUSHIは大晦日に急遽三浦孝太の対戦相手に抜擢され、元ホストという経歴やど派手な入場でインパクトを残し多くのファンを獲得した。今回がMMA2試合目。対戦相手のZENKIは地下格闘経験があるがしばらく試合をしておらず、今回RIZINのリングで久々にYUSHI相手に復帰を果たすことが決まったとのこと。
そしてZENKIが前日計量で2.75キロの体重超過。それによりYUSHIが勝った場合のみ、その結果を公式記録とし、ZENKIのファイトマネーは55%没収とのこと。
ただでさえ、話題先行でうーんなマッチメイクなのに、これはなかなか雲行きが怪しいですね。 ここはYUSHIにあっさり勝ってほしいところ。
試合展開
1RYUSHIがカーフキックを打ち、ZENKIが前に出てきたところをYUSHIがニータップでテイクダウン。ZENKIに返されるも立ち上がり足をかけてテイクダウン。YUSHIがバックをとってチョークを狙う。極まらずマウントに切り替えてパウンドと肘連打で2Rへ。
2Rパンチを交錯し、近い距離になりZENKIが首相撲から膝蹴りを打ち、YUSHIが組まれたまま倒してトップキープ。そこから肘を打つ。スタンドに戻りYUSHIのローキックでZENKIが倒れる。再びスタンドになりYUSHIが前につめながらの右のフックでZENKIがダウンしレフェリーストップ。
結果は、YUSHIの2RTKO勝ち
YUSHIがしっかり勝ってよかった!そしてパンチ一辺倒になるかと思ったら、ローキック、テイクダウンもしっかりできていて、総合格闘家になってると思いました!
またチャレンジマッチとしてRIZINはしっかり育成マッチを組んで欲しい。
第2試合
RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
関鉄矢 vs. 原口央
関はZSTフェザー級チャンピオンでRIZINでは神田コウヤにKO勝ちし、堀江にはKO負けはしたが接戦を繰り広げた。 対戦相手の原口は第3代GLADIATORフェザー級王者で修斗にも参戦し直近ではレジェンド宇野薫の勝利した。
かなりの塩試合になりそうな予感。
試合展開
原口が早々に関の足を掴み倒そうとするも、関が耐えてコーナー際で攻防。そこから原口が倒すも関が返す。原口は下からの三角から関の腕を取り、外れてスタンドになるも原口が再度タックルして腕を取る。しかし関も逃れて原口をコーナーに押し付け1R終了。
2Rワンツーで原口が体勢崩すも、原口が関の足を取りバックを取ろうする。しかしスクランブルになり関が上になる。原口が返して上を取るも関が下から腕を狙うも外れる。上から原口がパンチ。スタンドになり原口がパンチを振りながらタックル。関もタックルを切って肘とパンチを打つ。
3R原口が左フックをあて、そこからタックル。関の腰が重くタックルを切って膝を出すと原口のローブローに入り試合中断。再開後、原口がタックルして関のお尻をつけさせコーナー際での攻防。サイドを取るも関が立ち上がりバックを取り首を狙う。外れてスタンドになり原口が再度タックル。関もパンチを打つも、テイクダウンされ最後は原口がトップを取り試合終了。
結果は、3-0で関鉄矢の判定勝ち
めちゃくちゃ疲れる試合!
塩になると思ったけど思った以上に目まぐるしい攻防があって面白かった。
関が勝った要因としては原口のテイクダウンに対応して下から腕を狙ったり、相手のタックルを凌いでるときもパンチ落としてたのも良かったのかな。関は次戦、白川陸斗あたりと見てみたい。
■アナウンス
・三浦孝太挨拶
今回、怪我により欠場した三浦孝太より挨拶
対戦相手、ファン、関係者への謝罪を述べたのち、1.2カ月後には試合できるとのこと。TRIGGERあたりで組まれるかな?
・榊原CEO挨拶
次回大会の発表!
7/2(土) RIZIN36 沖縄大会 会場は沖縄アリーナにて
朝倉海の復帰戦予定!
その他カードもこれから随時発表予定とのこと。
次は沖縄か!朝倉海がメインになるのかな?また沖縄出身選手ばかりになるのか。その辺も踏まえて情報解禁が楽しみ。
第3試合
グラップリングタッグマッチ:10分1R
所英男&金原正徳 vs. 中村大介&太田忍
三浦孝太の欠場により急遽組まれたグラップリングマッチ。 グラップリングは正直全然分かりませんが、所、金原、中村のグラップリング能力はかなりのもの。そこにMMAデビューして間もない太田がどれほど通用するのか楽しみ。
試合展開
金原vs太田→金原が引き込むが太田が抜け出し、中村にタッチし、金原も所へタッチ。
所vs中村→回転しながら中村が洗濯ばさみを狙ったり所が腕を狙うなど目まぐるしい攻防が続くがお互い譲らずの展開で、所が金原にタッチ。
金原vs中村→金原がトップを取り肩固めからバックでチョークを狙う。一度中村がタップしたと思い込み金原が腕を緩める。金原に攻められ中村がリングサイドに逃れてタッチ。金原もそのタイミングで所にタッチ。
太田vs忍所→太田が所を投げてガブる展開が続くも決めきれずタイムアップ
結果は、決着つかずドロー
太田忍はまさかのオリンピックのレスリングウェアシングレット。投げの凄さが見れてよかった。所と中村のU魂の回転体と、金原のグラップリングの強さを見せが見れた良いグラップリングマッチでした。
太田は7月出たいとのことで、中堅どころと試合が見てみたいです!
第4試合
RIZIN MMAルール:5分 3R(61.0kg)
倉本一真 vs. 魚井フルスイング
RIZIN TRIGGER3rdで倉本の対戦予定だった金太郎がぎっくり腰で急遽欠場。かなり仕上げていたので直近で試合したいと要望がありの事で、すぐすぐで戦える人を探し、急なオファーの中で一人答えてくれたのが魚井フルスイングとのこと。魚井はLANDMARKvol.2で伊藤空也に判定負けし不完全燃焼中のため、フルスイングが期待される。
かなりレベル差があるような気がする。テイクダウンされたらなかなか立ち上がれないかも。 魚井は果たしてパンチを出せるのか?
試合展開
魚井がパンチを振るも倉本に組みつかれコーナーで攻防。倉本が一本背負いでテイクダウンしサイドを取る。魚井が立ち上がるもガブられバックにつかれる。なんとか離れスタンドに。倉本のローキックで魚井の足が流れ、その後の倉本のタックルでコーナーに押し付けられ、膝とパウンドを落とされるも魚井が足でなんとか防ぐ。倉本は魚井の足を取ってヒールホールドを狙うも決まらず2Rへ。
2R早々に倉本の蹴りが魚井のローブローに入り中断。再開後、倉本がニータップでテイクダウン。魚井も足を使って立ち上がる。魚井は倉本のタックルに膝を合わせようとするもヒットせず倒されるが、それでも魚井は膝を貰いながら立ち上がる。しかし再度ニータップで倉本がテイクダウン。そこからスタンドになるがお互い様子見の展開となり3Rへ。
3R早々に倉本がニータップでテイクダウン。魚井が立とうとするもトップコントロールされ試合終了。
結果は、3-0で倉本一真の判定勝ち
倉本一真2連勝。テイクダウン能力は流石だったね。あとやっぱり金太郎とケージでの試合が見たい。
魚井は4連敗から1勝挟んで2連敗か。なかなか厳しい状況です。
第5試合
RIZIN MMAルール:5分 3R(68.0kg)
クレベル・コイケ vs. 萩原京平
クレベルは、本来はフェザー級タイトルマッチでベルトを防衛した牛久と9月くらいにタイトルマッチを予定してたが、その間に1試合挟みたいとのことでLANDMARKに参戦。対戦はRIZIN34でドミネーターに一本負けしたばかりの萩原。
かなり萩原に希望的な予想を入れてもやっぱり一本負けするイメージしか湧きませんね。ワンチャンスあれば奇跡くらいの実力差だが、それを掴めるのか?クレベルが打撃を試してみようと付き合ってくれれば一発くらい当てられるかもしれないが、タックルに来られたらもう終わりな気がします。果たしてどうなるか。
試合展開
萩原がパンチでのプレッシャーをかけ、クレベルの蹴りにストレートを合わせクレベルの額をカットさせるも、クレベルがタックルを仕掛けバックを取る。そのままチョークの形に入り萩原がタップアウト。
結果は、クレベル・コイケの1R一本勝ち
打撃では萩原の強さが光ったけど、やっぱりタックルにこられたら一溜まりもないなかった。
クレベルは牛久へタイトルマッチアピール!
7月の沖縄大会か、8月あたりのメインイベントにするのか。早くみたいですね!
萩原は2連敗ということで、流石に今回は仕方ないけど次は実力に見合った相手とやってほしい。
鈴木千裕とか嚙み合って面白いと思う!
■ 面白かったけど、予想の範囲内。
全5試合終わって、結果的には見ていて楽しめたし面白かった。
ただ、この大会で何か新しいものを得たかというと…
強いて言えば、YUSHIの成長が見れてよかった。
くらいですかね。
それ以外は、ある程度予想通りだった感じはします。
見ていてある程度期待を裏切ってもらわないと、やっぱり見ている側として「うーん」となりますよね。
話題先行カードがメインとなるこのLANDMARKシリーズは果たしてどうなるのか?
おそらく今回のPPVの購入数で今後の方向性が決まるでしょう。
個人的には1,500円ぐらいにしてくれれば全然買います!という感じです。
そんなわけで今回はこの辺で!
それではお疲れ様でした!
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