見出し画像

〜夏休み6日目〜

うわー、夏休み折り返しちゃったよ。

前半ほとんど何もやってないし、結構無駄にしちゃったな。

今日は、映画を2本見た。こんなこと、普段の休日にやれば十分なのにね。時間の使い方がなってない。

ちなみに見た映画は、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」「バビロン」

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
バビロン

どっちも時代の移り変わりとともに、主役を降りるスターが描かれていて、切なくなったな〜。

若き日の生命が爆発した姿が、晩年の哀愁に対する良いコントラストになってて、心に響く映画だった。(でも、私は中年でもエンジョイできる映画もほしいけどね。)

特に、バビロンはすごく良かった。脚本やセット、演出、俳優の演技、音楽、
全てが今も体の中にズシンと重みを持って鎮座してる。読書したあとの感覚を“読後感”と言うけど、映画を観たあとの感覚はなんと言うのかな?観後感?笑
とにかく、俳優の熱が、私の体に移ったみたいにポカポカする。

ワンス・アポン・ア・タイム〜も、すごく良かった。ハッピーエンドで。自分的にあの映画は、幸福を見せることで当時の犯人たちに逆襲している反骨映画って感じがした。

どっちの映画にも、ブラットピットと(バービーの監督で更に有名になった)マーゴット・ロビーが出演していて、奇妙な符号を感じた。

マーゴット・ロビー、監督業やプロデューサー業だけでなく、女優としても天才的なんだな。すごい。「バビロン」で、だらしなくて奔放で野生児のような女優を演じていたのだけど、本当にそういう爆竹みたいな生き方をした人が居たかのように、迫真に迫っていた。

人生山あり谷あり。自分で掴んだ黄金の切符を自分で手放してしまう愚かさがあっても、愛してくれる誰かがいて幸せなはずなのに……ラストシーンでスポットライトから降りたかのように、おぼつかない足取りで闇へ消えた彼女の姿を見て、取り残された気持ちになった。

あと、黒人のトランペット演奏家が、誠実に生きて、ずっと愛されている姿を見て、ちょっとほっとした気持ちになった。

バビロンの好きなシーンの一つが、「マーゴット・ロビーが次の仕事を決めるために貴族感満載なパーティーに参加したものの、周りの嫌味に耐えきれなくなり、パーティーをおしゃかにしてしまい、仕事も失ってしまうシーン」です。
マーゴット・ロビーだけが変わってないのではなく、あのパーティーの参加者はみんな化けの皮を被ってるだけで空疎なんだよね。みんな、建前と本音を上手く使いこなせるようになっただけ。

でもね、マーゴット・ロビーのような、生命のエネルギーを爆発させたような生き方、私は好きだよ。もちろん、自分がそうなれないから憧れるし、近くにいたらはた迷惑だろうけどな。

そんなわけで。おやすみなさい。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?