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「それはそれ、これはこれ」でいいじゃん

きのう、職場に来てたとある議員さんがゴネていた。

仕事柄いろんなタイプの議員さんがよく出入りする場なのだけれど、まあゴネる人の多いこと多いこと。
ごく稀に「あ、そうなの?じゃあこっちに変更で!」とさらりと言ってのける議員さんを見ると、政策とか思想に同意はできずとも「ああこの人ちゃんと仕事してそうだな、」と感じられる。

目の前に居るのは有権者のひとりなんだよ、ということをすっかり忘れているところのある一部の議員わがままさんだけれど、なんやかんや票田の安定感がある人たちに限ってそうだったりするので、これはやはりネット投票とか解禁にならないと、まあずっとこんな塩梅なのだろうと思う。
うちの夫にもこないだ言われた。
「俺たちの世代がいくらいい意見を持っていたところで、結局抗えない世界なんだよなあ」
…ここのところそれを特に痛感させられるご時世だったし、だ。

ところで引用したツイートにも書いたけれど、政策とか思想に同意はできずとも、その人柄に好感が持てる議員さんもいるのが実情だ。
私の地元である北海道とか特に、そういうパターンが多い土地な気がする(誰とは言わないけれど)。
上記のゴネていた議員氏は思想的には同意できる方にあった人だっただけに「二度と入れたくねえ」と思わされたのはとても残念だった。
でも逆に「ちょっとそういうイベントに参加してらっしゃるのはなあ…」みたいな議員さんが、うちの職場に来た時はすこぶるいい人だったりするのも事実なのだ。

少し話は変わり、だいぶ昔のことだけれど、以前の職場に(確か当時議員をしていたかと思う)豊田真由子さんがいらした時は、市の福祉施設であるうちの職場とて、視察に来る議員なんてほぼほぼいない中よくいらしてくれたものだ、とちょっと感動した。
なので世間にいろいろ言われているさなかも、正直なところ私は豊田さんに世間ほど悪い印象を抱かなかった。
仕事を「やっているアピール」より「マジでやっている」方がずっと、有権者の心に届くのだと思う。

このままだとただの政治批判みたいになってしまうので、そろそろ本題に移ろう。
なんというか、少なくとも「人」そのものを見る時は「それはそれ、これはこれ」という考えを持ち出した方がいいのかなと感じた。
「思想や政策に同意はできないけれど、人としてはホント穏やかな議員さんだよなあ」みたいな塩梅にだ。
私はもともと「この人のここが苦手だからとにかく距離を置こう」という極端な考えを持ちがちだったので、もうちょっと柔軟な考えを持とうと考え直した。もちろんホントに無理なら距離は置くけども。

というのも「やわらかく」いないとただの頑固者になっちゃいそうで怖い、という本音もある。
変化していく世の中に柔軟に対応していかねば、悪い意味でいつまでも古いものに固執する人間になりそうで、それもイヤだなあと思う。

こういう考えをおべんきょうさせて貰えただけ、件のゴネていた議員さんにも感謝せねばだ。
しかしな、もう二度とあなたに投票することはあるまい。
今持っている票田もちゃんと耕さないと枯れてしまうこと、奇しくも案外米どころでもある埼玉に住んでいるのだ、忘れてはならないっすよ。


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