iCloudに課金すべきか?
みなさん、こんにちわ。
ヒトの脳の記憶容量は17.5TBと言われていますが、私はその1/3(5.5TBくらい?)も使えていない(またはキャッシュで一杯になっており、長期的な記憶をするためのストレージとして役割は果たせていないのではないか)と自覚があります。。どうやったら容量を拡張できるのだろうか。。
そんな今回は、Apple製品の脳とも言える、iCloudについて記載します。
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iCloudとは?
そもそも「iCloud」(アイクラウド)ってなんでしょうか。
iCloudとは、iPad、iPhoneやMacBookを販売しているAppleが提供しているクラウドサービスである。
元々は「MobileMe」(モバイルミー)と言うサービスでしたが、「iCloud」のドメインをAppleが買収して、iCloudのサービスを無料展開した後にサービス移行させられてしまいました。現在では、メールアドレス(ドメインは mac.com, me.com)だけがサービス継続しています。
つまり、Apple製品(iPad, iPhone and MacBook)間のデータ共有ができるクラウドサービスです。
Apple製品間であれば他のクラウドサービスを利用するより断然に利用しやすい上に、iPhoneを利用するにあたり必ずサインアップさせられてしまうので、今では日本でも1番使われているクラウドサービスではないでしょうか?
で、実はiCloudは無料で利用することが可能です。
しかし無料で使える機能というのは一部となっており、全てのサービスを利用するためには課金する必要があります。そして、課金金額に依ってクラウドストレージ(iCloud driveやバックアップで利用できる容量)がアップするのです。
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結論: 課金して損なし
iCloudのストレージに投資しても損はしません。
なお、おすすめは1番金額が少ない月額130円50GBのプランです。
次項よりメリットを挙げていきます。
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iCloudに課金すると何ができるようになるのか?
名前が「iCloud+」(アイクラウドプラス)にアップグレードされます。かっこいいですね、そう思いましょう(洗脳)。
次に、iCloudにアップデート出来る容量が増えます。
そしてネットサーフィンやEメールのための進化したプライバシー保護機能が使えるようになります。
HomeKitの製品やアプリを利用している人は更に、HomeKitセキュアビデオも強化されます。
因みに、「ネットサーフィンのプライバシー保護機能」というのは「iCloudプライベートリレー(Beta版)」という新規機能になります。
最近では良く通知が出るようになりましたが、サイト側の情報収集の為に一部機能(Cookie等)を使っているのですが、その機能をトラッキングできないようにするらしいので、影響が出てきます。つまりは今まで使っているWebサービスの一部機能が使えなくなる可能性があります。
え、じゃあ課金しない方がいいじゃん!!
と考えられますが、課金してから設定をしなければいいです。
が、急にAppleがサイレントアップデートなどで設定してきた時も、使っているサービスを理解しておくことで焦る回数は減らせますので、そう言う機能も追加されたと言うことを書き留めておいて下さい。
また、「iCloudプライベートリレー」は、プライバシーを守りながら様々なネットワーク上でSafariを使っても、ウェブサイトや通信事業者、そしてAppleでさえも、利用しているApple製品のIPアドレス、位置情報や閲覧履歴をトラッキングすることが困難になるサービスなのですが、ちょっと専門っぽい事を言うと、Cookieなどをオフにするイメージというよりかは、VPN噛ませているようなものです。
が、完全なVPN(串)ではないし、Beta版なので、信用し切るのは少しリスクです。ご注意ください。
iCloudプライベートリレーはあくまで「サイト側に情報を明け渡さない」というものなだけですので、同じネットワーク(LAN)内で起こるトラブルには対応できないのではないでしょうか(ここでは核心や情報がないので仮説とします)。この仮説から、VPNとは違うという結論とします。
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前置きが長くなりましたが、次項よりメリットを挙げます。
iCloud課金のメリット: データ整理に追われなくなる
クラウドストレージの容量を増やすということは、デバイスのバックアップ作成だけではなく、作業データ等を一時保管する事に利用できる量が増えるということです。
特に写真や動画データというのは、知らず知らずのうちに個数が増えて、いつの間にか本体容量しかりクラウドアップロードしているのであればクラウドへアップロードされてクラウド容量を圧迫する事になってしまいます。
本体容量は例えば2世代前のiPad Proでも128GBや256GBも余裕がありますが、iCloudは無課金だと5GBしか容量がありません。これだとあっという間に容量不足になってしまいます。
最近出ているiPhoneなどでは写真の性能が急向上しており、1枚あたりのデータサイズもかなりの数字になります。
また、撮影は手軽となったり、セルフィーや映え写真を撮る機会が増えているので、そうなると5GBなんて、64MBのSDカードでデジカメの写真を管理するように心許ない事になるわけです。
すぐに容量が無くなってしまう。すると、何をしないといけないのか。
データの整理です。
「これいる、これいらないから削除」というあの地味なくせして時間のかかる作業です。5GBというストックできる個数が少ない容量では、データ整理の頻度も上がります。
これが5GBなので、毎週イベントがある度に整理していかないといけないでしょう。考えてみてください。どれくらい面倒なのか。。
これが容量を大きくすることで、ストックできるデータ個数が増えますので、整理する頻度も落とすことができます。
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iCloud課金のメリット: バックアップ作業からの卒業
基本的にiPadやiPhoneはバックアップの作成を自動で行う設定をしていると、文字通り自動でバックアップを実行してくれています。
実はこれにもかなりの容量を使っています。
具体的なバックアップされているファイルが何なのかは簡単に見える場所には公開されていませんが、それにしてもバックアップ毎に500MBずつくらいは容量を使ってくれています。(環境に依る)
で、これ、夜間に寝ている間にしてくれるのですが、クラウドストレージが足りないとエラーが出て実行してくれません。当然です。そうすると、朝起きて、そのエラーを読んで、ポップアップで出ている「ok」をタップして、データを整理して、バックアップに備えておく必要が出るわけです。
面倒臭いでしょう?
「バックアップはコードで繋いでPCで取る!」という人が居ます。実を言うと過去は実施していましたが、現在はPCにもバックアップデータを取っていません。それは時間の無駄と悟ったからです。
操作している間やバックアップ中の時間ってどれくらいでしょうか?
限られた時間をやりくりしないといけない風習のあるビジネスパーソンには、ケータイやタブレットのバックアップデータをポチポチPCにアップロードすると言うのは、いちいち面倒な作業で結構なタイムロスと思われるのですが、それを夜間寝ている時に自動にしてくれるのは非常に楽だと思います。
しかも今のバックアップデータというのは、昔のようにAPPデータをそのままアップロードしているわけではありません(キャッシュデータまで取ってくれるので、バックアップファイルを使った復元をすると使用感そのままで復元することができる)。
とは言え完全にバックアップできてないわけではなく、APPデータを読み込んでいることから、どのアプリをインストールしていたか、対応しているアプリに限りますが、そのアプリにどういったアカウントを設定していたのかといった内容もバックアップしてくれます。
PCの容量もあったり、現在ではChorme Bookといった内部ストレージを使うことができないPCもあったりしますので、こだわりを捨てて、手軽になってみてはいかがでしょうか?
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iCloud課金のメリット: 端末毎の連携がスムーズ
これは主にApple製品を複数利用している人が感じるメリットです。
iPadで作業していたことを、MacBookで再開したりiPhoneで閲覧したりすることがかなり簡単に実施することができます。これがFiles(和名: ファイル)というアプリを使うわけですが、このファイルアプリは言わずもがなiCloudのストレージを使うわけです。
ドキュメントなどのファイルや絵などもそうですが、作業が終わってPDFなどに落とし込むとそれほどの容量に収まってくれますが、作業中のデータの容量には時に驚かされることがあります。それが並行して複数あったら……?
5GBなんてあっという間です。しかも前記しているバックアップファイルや写真などなども含まれているわけです。
足りるはずありません。騙し騙ししても半年が限界でした。(汗)
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総評: 缶コーヒー代でストレスを消しましょう
毎月引き落としが発生することに抵抗感があるかもしれません。
しかし130円程度のその金額で、地味に抱える事になるストレスを買い取れるならどうでしょうか?
ストレスは少なければ少ない方がいいし、簡単に除けるものなら積極的に除いていかないと、知らず知らずの間にストレス社会に潰されてしまいます。
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挙げたメリットは文字で見てお金をかける価値があるのか、確かに実感を得にくいかもしれませんが、実際に同様のトラブルやつまづきに当たった時に思うはずです。「お金を払う価値があった」と。
少額のお金で楽になるのであれば、楽になって、別の事に注力して快適な生活を手に入れましょう! 小さなことからコツコツと!
Fin.
サポート頂きましたら、記事作成に活用させて頂きます!