【お坊さんMBA奮闘記】印象編。お寺やお坊さんってどう見えている?
皆さん、こんにちは。僧侶の神崎修生です。
私は、2017年からMBAを学んでいます。
MBAとは経営学修士といって、大学院の修士課程に相当する経営学の学位です。
具体的にいうと、グロービス経営大学院というビジネススクールに通っています。
「なぜお坊さんがビジネススクールに?」と、色々な方によく言われます。
その質問はもっともだと自分でも思います。笑
▼こちらのブログは音声でもお聞きいただけます。
ビジネススクールでは、ビール業界の方、自動車業界の方、製薬業界の方、士業の方など、様々な方がスーツ姿などで集まっています。
その中で、作務衣(さむえ/お坊さんが着る作業着)姿の人が一人いるわけですから、「???」という反応が最初です。
名刺交換をすると、「へえーお坊さんなんですね。またなんでビジネススクールに?」というのがお決まりのパターンです。
さらに私の場合、浄土真宗の僧侶ということもあり、剃髪をしていません。髪が普通にあるんですね。
なので、作務衣を着ていると書道家とか陶芸家にも見えるみたい(武田双雲さんみたいな?)です。笑
(書道家や陶芸家の方とビジネススクールの組み合わせも、同じくらいインパクトがありそうですね)
「なぜお坊さんがビジネススクールに?」という質問は、ご関心があればまたの機会に。
さて、ビジネススクールを通して、色々な方とお会いする中で感じる、お寺や僧侶への印象などについて書いてみます。
まず、ビジネススクールでお会いする方は、20代から50代くらいの方がほとんどで、多いのは30代・40代だと思います。
僧侶の私に対する反応としては総じて良く、結構関心をもってくださいます。
これは大変ありがたいことで、先人のお坊さんたちが築き上げてくださったものだといつも感謝しています。
「お寺が好きなんですよ」とか、中には「うちの里は浄土真宗です」とか、「子どもの頃にお寺の子ども会に参加していましたよ」という方もおられます。
ただし、お寺や僧侶というものへの何となくのイメージはあるものの、実際に僧侶と会ったことのない方がほとんどです。(肌感覚ですが、90%くらい?)
感じることをまとめると、以下のようなことです。
◆実態
・多くの方にとって僧侶やお寺が身近な存在ではないこと。
・僧侶やお寺のイメージはあるものの、実際にはどんな生活をしていて、どんな仕事をしているのか(役割)は知られていないこと。
・坊主丸儲けと思っている方が少しいる。(10%くらい? お寺業界の実態は様々なことは知られていない)
◆接点と印象
・僧侶との接点がある方は、ご葬儀やご法事か、学生時代の知り合いがほとんど。
・僧侶への印象は多くの方が良いと感じる。(本当ありがたいです)
・僧侶との接点がある方の僧侶への印象は両極端。(めちゃくちゃな人か、いい人というように僧侶へのイメージが分かれる)
◆仏教
・仏教(というより、マインドフルネスや心の面)への関心は強い。
・僧侶やお寺に対する宗教アレルギーは感じない。(伝統仏教は宗教カテゴリーに含まれていないととらえられている?)
全員が全員そうではないですが、おおよそこういうことを感じます。
お寺業界以外の方は、いかが思われますか?
大体印象は合っていますか?
ご意見や補足、是非教えてください。
お寺業界の方は、ここから何を感じられますか?
私がビジネススクールでお会いしている方々は、お寺の門信徒(檀信徒)でいうと次世代、次々世代の方々ですね。
その方々が、お寺や僧侶にどんなイメージをもっていらっしゃるかが、お寺の活動などを考える上で少しでも参考になれば幸いです。
肌感覚としてはいかがでしょうか?
あくまで私の感じ方ですので、感じられることを教えていただけると嬉しいです。
また、ビジネススクールに通われている方から感じることなので、私が感じることに偏りがある可能性はありますので、その点を考慮して考えていただければありがたいです。
今回は、「お坊さんMBA奮闘記」ということで、ビジネススクールを通して、色々な方とお会いする中で感じる、お寺や僧侶への印象などについてお話させていただきました。
「神崎修生のお寺研究所」という有料ブログのほうでは、MBAの学びを活かしたお寺での実践事例を、具体的に、リアルタイムに、余すことなく発信しています。
主に寺院関係者の方向けのブログになりますが、興味がある方は、是非のぞいてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
更新情報は各種SNSにて配信しておりますので、宜しければ是非、「フォロー」いただけますと幸いです。
また、noteの「フォロー」や「いいね」もいただけますと励みになります。
合掌
福岡県糟屋郡 信行寺(浄土真宗本願寺派)
神崎修生
▼関連の記事はこちら
―――
「神崎修生のお寺研究所」では、ご縁のある方々に喜んでいただけるお寺となるために、私神崎修生が取り組んでいることや考えていることを、具体的に、リアルタイムに、余すことなく公開しています。
主に寺院関係者向けの有料ブログになっていますが、ご関心がある方は、是非のぞいてみてください。
■寺院変革の実践例を公開。有料ブログ「神崎修生のお寺研究所」」(主に寺院関係者むけ)
https://note.com/theterakoya/m/m8c4dc94ac6f2
―――
■寺院関係者専用オンラインサロン「bラーニング」(無料)
https://www.facebook.com/groups/1273393562801874/
■オンライン寺院 信行寺
https://online-temple.net/
■note
https://note.com/theterakoya
■youtube
https://www.youtube.com/channel/UCVrjoKYXFqq-CJTsAqer0_w?view_as=subscriber
■twitter
https://twitter.com/shingyoji1610
■Facebook
https://www.facebook.com/shingyoji18/
ここから先は
Bラーニングプレミアム
寺院関係者向けのブログマガジン「Bラーニングプレミアム」は、2021年2月26日をもって休止をさせていただきます。 これまでご購読をいた…
いただいた浄財は、「心豊かに生きる」ことにつながる取り組みに活用させていただきます。