損得勘定は根深い
損得勘定は根深い。
何かを見る時、何かに接する時、何かを判断する時。
損得勘定はいつも発動している。
その時に自分で気付くこともあれば、後になって気付くこともある。
気付いていても自分の暴走を止められずどうしようもない時もあれば、一生気付かずに終わることもある。
この損得勘定に縛られて生きているのがヒトという生き物である。
人間は感情の生き物であるというのは、自分の中にどっかりと居座った自己中心性を指していう。
損得勘定とは言い換えれば執着であり、煩悩であり、自己中心性である。
損得勘定は根深い。
損か得か、もうかるかもうからないか。メリットかデメリットか。そういう話もそうだが、そうした損得勘定を働かせて、両者のバランスが取れている場面はまだいい。
自分の人生か他者の人生か、自分のいのちか他者のいのちかという選択を求められる極限の時に、この損得勘定の根深さに愕然とさせられる。
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