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人の人生、自分の人生

今朝の通勤中の自分を思い出してみましょう。
たくさんの人とすれ違いましたね。
一時的に同じ道を
同じ方向に向かって歩く人もいましたが、
やはりどこかのタイミングで
違う道を行くことになります。
ましてや、
通勤中の見ず知らずの他人と自分とで
「どっちが先に会社に着けるか競争だ」
などと考える人はいないでしょう。
それぞれ目的地が違います。

同様に、
私たちは生きていく中でたくさんの人と出会います。
学生時代の友人たちや職場の同僚たち、
趣味を通じて知り合った人や取引先、
お客さまといった直接面識のある関係から、
テレビやSNSで話題になるような有名人など、
直接面識のない関係もあります。

例えば学生時代の友人なら、
人生の数年間をともに歩んだ中といえます。
その当時はお互いにこの先の人生でも
ずっと一緒にいられるような錯覚に陥りますが、
やはりどこで少しずつ疎遠になり、
会うこともなくなって、
中にはいまどこでどうしているのか
分からない人も増えていきます。
逆に、
久しく会っていない同級生が活躍しているとか、
有名になったとか、
風のうわさを耳にすることもあります。
もしかしたら、
ぱっとしない自分の人生と比べて
落ち込む人もいるかもしれません。
人はそれぞれ、別々の人生を生きています。

例えるなら、
出勤中の友人が無事に会社に到着したと聞いて
慌てたり惨めな気持ちになったりする人は
いないでしょう。
それは相手が見知らぬ有名人でも一緒です。
人には人の人生があり、
自分には自分の人生があります。
人生は競争ではありません。
だから他人と自分を比べることは
本質的に意味がない行為です。

社員一人一人が記入したマンダラシートには、
自分の人生の目的が書いてあります。
他の誰でもない自分自身が、
このただ1度しかない人生で、
なにを大切に生きるべきかが記されています。
仕事も私生活もすべてを包み込んで、
2度とない今この瞬間に
なすべきことが自分の言葉で書いてあります。
遠くをはかるものは富み、
近くをはかるものは貧するといいます。
目先の目に見えるものばかりを追いかけていると
人生はブレていきます。
逆に目に見えないものを
見据えて生きる人の未来は
ブレることがありません。

今週も幸せの種を蒔きましょう。
私たちの周りにいてくれる大切な人が
幸せであり続けますように。