全社採用その2
先週は全社採用と就活生の
明日の咲顔の繋がりを考えてみました。
同じ業界・業種であれば、
どこの会社に入っても
日々の仕事に大差はありません。
だから違いは「誰と一緒に働くか」です。
一般に求職者は入る会社は選べても、
配属先の上司や先輩・同僚を
選ぶことはできません。
つまり、入社前に
なるべくたくさんの先輩社員に会って
話をすることが
会社選びのポイントになってきます。
今週も「なぜ全社採用なのか?」について、
就活が本格化していくこのタイミングで
皆さんと一緒に考えてみましょう。
全社採用を進める2番目の理由は、
私たち従業員ためです。
合説やオンライン座談会、
職場体験など参加された方は、
学生からこんな質問をされたことが
あるかもしれません。
「なぜこの仕事を選んだのですか?」
「なぜこの会社を選んだのですか?」
「将来の目標は何ですか?」
「どんな時にやり甲斐を感じますか?」
就職前のお子様がいるご家庭では、
親子でこうした会話をしたことが
ある方もいるでしょう。
未来ある就活生や、
可愛い子供からこのような質問を受けて
「食うために嫌だけど仕方なく…」とか
「家のローンと子供の学費のために…」と
答える方は稀でしょう。
ほとんどの大人は、
これが彼ら彼女らに対する
適切な答えではないと
感じるのではないでしょうか。
少なくともそう答えたくない自分がいることには
気づくはずです。
採用面接で人事担当社や社長に
ウソの志望理由は言えても、
自分の子供や未来ある就活生に
ウソは言いたくないものです。
食うために働かねばならないのは、
世界中の全人類に共通のテーマです。
だから、就活生もそんなことは分かっています。
「この人には生活以外の
働く理由がちゃんとあるのか?」
もっと言えば
「その理由がどれだけ大きいのか?」を
眼の前の大人に
聞いてみたいのではないでしょうか。
つまり
「一緒に働く先輩として尊敬できる大人かどうか?」
をこの質問を通して確かめようとしているのです。
このように就活生と接することは、
自分自身が働く理由を
真剣に考えるきっかけにもなります。
学生や子供から見れば、
ブレない軸をしっかり持っている大人や、
理想や信念を自分の言葉で語れる大人は
魅力的に見えるものです。
そして、そんな魅力的な同僚が
いっぱいいる会社になれたら、
そこで働く自分や職場、
仕事そのものにも今以上に
誇りを持てるのではないでしょうか。
改めて、あなたが働く理由はなんですか?
今年も幸せの種を蒔きましょう。
私たちの周りにいてくれる大切な人が
幸せであり続けますように。