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学んだことを忘れても、また一からにならないために。

最近、数学を使っていますか?

日々使っていないと、高校数学はおろか、中学数学すら忘れている人も多いのではないでしょうか。

今回は、学んだことを忘れてしまったとしても、一から学び直しにならないために大切なことをまとめました。

90点以上取っても忘れる

大学生の時、先生から

「成績でBを取るくらいだと数年後には全て忘れて何も残らない、Sだと忘れるけど思い出せる。」(S〜C:合格、F:不合格)

というようなことを言われて衝撃的でした。

……でも、ほんとに忘れますね。

もうこれは忘れようがないわ、と思っていたことも学び直しています。

成績Bでもそこそこできたかな?と思ってしまいますが、すっかり忘れているものを一からやり直すのはなかなか辛いです。

学び直すときは、成績S〜A(つまり80点以上)だった科目から始めるのがおすすめです。


学ぶときに心掛けること

まず前提として、忘れることは受け入れます。忘れないように最初にしっかり身に付けるというより、何回か学び直して定着させていくイメージです。

ただし、焦って解法を覚えるのではなく、定義や定理の意味、解法の考え方の理解に重きを置いて学びます。

初めて学ぶときも学び直しのときも、解法の考え方を理解した上で解けることを基準にします。

解答を見るときは、もう一度解いたときに自然とその解法が出てくるかどうかを考えながら読むようにしています。

とくに記憶力が良い人や焦っている人は、ついつい解法を覚えたくなるかと思いますが、急がば回れです。

理解しないまま覚えると、数学を学ぶ旨味がないだけではなく、次に学び直すときはまた一からやり直しになります。

一度理解を深めていると、考え方や学び方が身に付いているので、学び直すときに学びの軌跡を辿るペースが速くなっていると感じます。

さらに、知識も増えているので、だんだんと深みが増していくように感じます。

これは、他の学習でも同じことが言えるかもしれません。


どうしたら理解を深められるのか

解答を読んでもなかなか理解できないときは、そもそも問題文を理解できていない可能性もあります。

例えば、問題文に「自然数」と書いてあったとき、自然数の定義を知らなければ解けません。定義がわからない言葉があれば、初めて出てきたところまで戻って確かめましょう。

その上で、解法の考え方を理解するために大切なことは、ただただ解答を眺めるのではなく、自分で論理を組み立てて、手を動かしながら考え、考えるための材料が足りなければひたすら集めることです。

さらに、他人と話すことが考えを整理するのに役に立ちます。一人で学んでいると、間違った理解のまま進んでしまうこともあるため、他人と話して確かめることはとても大切です。

わからないことが目の前に積み重なると嫌になりそうですが、一つずつ理解していけば、ちゃんと目標まで辿り着けます。

こんなにしっかりやってもまた忘れてしまう自分のために、学ぶ機会を大切にして、一つ一つ理解を深めていきましょう。

いかがでしたでしょうか?

コメントやメッセージで、感想や質問などをいただけると嬉しいです!

数学を学ぶことで少しでも気持ちが豊かになり、生活や仕事に役立ててもらえたら何よりです。

また、よければお気軽に覗いてください。

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