米裁判所、メキシコ湾の海底油田入札で無効判決

2022年1月29日　日本経済新聞

米首都ワシントンの連邦地裁は、バイデン政権がメキシコ湾の海底油田・ガス田の新規鉱区を石油会社に貸し出す入札を無効とする判決を下した。気候変動への影響を過小評価しているとした。

米内務省は2021年11月、海底油田・ガス田の新規鉱区を貸し出す入札を実施する方針を表明し、欧米石油メジャーなどが落札して手続きを進めていた。メキシコ湾沖の海底油田は米国の原油生産量のうち15%を占める。

米裁判所、メキシコ湾の海底油田入札で無効判決（写真=AP）