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北極海航路の危うい針路 中ロも接近、カギ握る日本

2022年2月22日 日本経済新聞

ビジネスと軍事が表裏一体となった北極海航路とLNG事業。プーチン政権は北極海を米国に対峙する前線とみなし、極東でも着実に体制を整えている。

カムチャツカのLNG積み替え施設事業には国際協力銀行(JBIC)と商船三井が協力する覚書を19年に締結。23年にギダン半島でLNGを生産開始し、うち8割をアジア向けに輸送する予定の事業には三井物産などが出資する。

北極海に熱い視線を投げかけているのが中国。米国と対立するなか、新たな航路ができる意義は大きい。ロシアに接近し、北極海開拓やLNG事業で最大の外国投資家となっている。

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