岡山のモリマシナリー、県産ヒノキ由来の新繊維を量産
2022年2月17日 日本経済新聞
産業機械メーカーのモリマシナリーは、県産ヒノキを原料に使う新素材セルロースナノファイバー(通称、CNF)の量産化を進める。
植物性の微細な繊維でできたCNFは粘性が強く、プラスチックと融合すると強度を高め、熱による変形も抑えられるとし、主力製品に育てる。野外での劣化が少ないことも確認しており、用途開拓や拡販を進める。
CNFは植物繊維を構成するセルロース繊維を微細に解きほぐしたもので、鉄鋼の5分の1の軽さで強度は5倍以上とされる。19年末にCNFを溶融させたプラスチック「分散樹脂マスターバッチ」の開発に成功した。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?