虎に翼を観終えて
おはようございます。
2024年9月27日、『虎に翼』最終回を迎えました。
裁判官・三淵嘉子(1914年 - 1984年)をモデルにしたドラマは 数多くの重要な事件、要件を取り上げ 物語として お茶の間に伝えました。
中には難しい、快く思わない視聴者や その意見も多く、高齢者の描写が 従来の腰の曲がった老人のイメージで伝えているのが残念だと 述べる人がいます。
にもかかわらず 多くの視聴者の共感を得たのは紛れもない事実です。
昭和戦後時代(1945年 - 1989年)と21世紀の今でも日本は未だ理不尽な状況に置かれている人は多く、特に女性、障がい者、犯罪・冤罪被害者、LGBTQの人々は 苦しい立場のままです。
15分の制約でいかに社会問題を脚本家・吉田恵里香は「佐田寅子」(伊藤沙莉)を通じて 視聴者に伝えるか 苦心していたことを2024年9月25日放送の『クローズアップ現代』で語りました。
最終週(2024年9月23日 - 9月27日)は 専属殺人処罰の結果、少年犯罪因果の終焉、そして寅子と桂林等一郎(松山ケンイチ)の去就 が 描かれました。桂場のモデルとなった 石田和外(1903年 ‐ 1979年) は 帝人事件(ドラマでは「共亜事件」)やブルーバージに関わり、裁判官退官後、政財界に勢力を広げる 日本会議 の 前身の一つの極右組織 を立ち上げており、政治から文化に至るまで 極右の汚染は深刻化しています。
話を戻し、最終回は平成に入り 寅子は故人となり 優未〈和田芳武 1943年 - 2020年〉(川床 明日香 史実は男性で生物学者として生涯を過ごしました )は 着物の着付け等 あらゆる仕事をする女性となり、星 航一〈三淵乾太郎 1906年 - 1985年〉(岡田将生)は 隠居しています(ドラマでは平成まで存命しています)。
〈〉は モデルとなった人物・団体を表しています。
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