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立つ木に見るの二本立て

こんばんわ。

関東も今日からついに梅雨入りしましたね。

雨の音を家の中で聴くのが好きなので、梅雨入りしてさらにおうち時間が長くなりそうです。

このおうち時間ができたことによって始めた詩の朗読動画の創作は、今回は二本立てです。

『美しくみる』作:八木重吉

      と

『こころ』作:萩原朔太郎

なぜ二本立てにしたかというと、『美しくみる』を読んだときに、作者は誰が何を美しくみたんだろう、って想像を膨らましたら、子どもを見守る親はとても美しいのではないだろうかと私は考えました。

私は独身で子供もいませんが、自分の友達が結婚して子供を産み、子供と共に成長している友人の姿を目の当たりにすると、特にそれを感じます。

ただ、親はある人にとっては愛の対象であり、ある人にとっては呪いでもあることがあるので人間の親子ではなく、動画のイラストは新緑の美しい季節の鹿の親子にしました。

そして、萩原朔太郎の『こころ』を読んだときに作者の心だけでなく、共感できるのは誰の心なのかしら、と考えたときに「親の心、子知らず」ということわざが浮かんできて、これは「親」という括りで、二本立てにしてみよう。ってなりました。

違う作者の作品を勝手に括るってちょっと乱暴な気もしますよね。

二本立てにした理由としては、私はミニシアターに映画の二本立てをよく観に行っていたのですが、緊急事態宣言が解除になったのでやっと映画館も再開したのに二本立てが再開するのはもう少し先らしいので…。

各映画館がテーマをもって二本立てになっていることが多いので二本立てで観ると自分の解釈以上の考えが色々と出てくることがあり、これは私が映画の二本立てを映画館で観る楽しみの一つです。

今のご時世、映画館に一緒に行ってそういう面白みを感じるってなかなか難しいので、せめてそういう擬似体験をしてもらえたり、一緒に共有できたら、嬉しいな、ということで二本立てにしました。

あぁ、奈良行きたい…。映画館も二本立ても恋しい…。

とまぁ、色々自分の欲求を込めてイラストを作成すると、旅に出たい気持ちとか恋しい気持ちも少し解消してくれるからいいですね。


今回も動画に三木万侑加さんに素敵な音楽をつけてもらいました。

直接会わずに、上記解釈を特に伝えずに動画だけを送りつけるという交換日記のように作っているのに、三木さんの音楽がさらに創造を膨らましてくれる。

とてもありがたいし、本当に素敵な音楽をいつもありがとうございます👏👏

『美しくみる』の音楽からは凛とした強さの愛を、

『こころ』の音楽からは、生きとし生けるものは別れがあるから寂しさを感じるのは必然だけれど、そうした、ふとした瞬間だったり、ことあるごとにその人との思い出を自分の一要素として受け入れることで別れがあってもこころは一緒にいるってことを感じられる、これもまた素敵な愛なのではないだろうかしらって私は受け取りました。

自分だけで読んでいて解釈したこと以上に、こういう発見が面白いので一緒に作っていて、とても得している私❤️

この楽しみをいろんな人と共有したいって気持ちも創作への原動力になっているので本当に感謝です✨

二本立て、ということで、いつも以上に文章をつらつらと書いてしまいましたが、楽しんでいただけたら幸いです。

美しくみる

作:八木重吉

音楽:三木万侑加

動画作成と朗読:吉田みずほ

こころ

作:萩原朔太郎

音楽:三木万侑加

動画作成と朗読:吉田みずほ


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