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読書会 アマゾン最強の働き方

アマゾン最強の働き方
コリン・ブライアー著
ダイヤモンド社 (2022/1/26)

オンラインの読書会に誘われて参加予定。
索引入れて500ページある。
自分1人では手に取ることもなかったと思う。

特に自ら「最強」という言葉をタイトルに使う姿勢に読む気がなくなる。

「最強」はウルトラマンの怪獣でどれが一番強いかや、漫画のキャラクターで最強なのは?という文脈で使って欲しい。

さて担当分はチャプター4の「コミュニケーション」

パワポ禁止

アマゾンではある日パワーポイントを禁止にした。
理由は複雑な課題を議論するためにはパワポの資料は相応しくないということ。

代わりに資料は約6ページのナラティブで書く。

「ナラティブ」という言葉はなんとなくわかるがここ数年で知った言葉だ。
自分ごととして語る文章という意味合いだと思っている。

パワポの箇条書きでは本当に重要な事柄や複雑な物事の関連を表現できない。

会議の開始20分は無言

アマゾンでは会議の最初にナラティブで書かれた資料をそれぞれ20分間読むそう。
人は聞くより3倍の速度で読めるそうなので読む方が情報量が多くできる。
添付資料まで読める人もいるし途中まで読めない人もいるがそれでいいそう。
話し合いの中で理解する。

提案者は説明しない

参加者は資料を読んでいるので提案者は資料の発表をしない。

フィードバックと議論

参加者からフィードバックを貰ったり質問してもらい議論する。
会議の最大の目的は真実を追求すること。
そのために問題を避けていないか、もっと良い方法がないか全ての文章を疑いながら読むそう。

決定は関与した全員のもの

理路整然とした文章と説得力のあるナラティブを作成するのは大変な作業だが、真剣な議論は聞き手にも責任を課す。
議論して結論に達したならば、その決定は関与した全員ものだと言うこと。

感想

理路整然とした文章を書くのは大変だと思った。
読み手をきちんと想定しないと理解して貰えないかもしれない。
文章がわかりにくいときは図を使った表現も有効だと思う。
文章で誤解なく議論できるのは理路整然とした文章を理解できる参加者が揃っている必要がありそうだ。

一方で誤解が少なく議論ができるなら理解が一致するのでやるべきアクションも一致するだろう。
ダニエル・キムの成功循環モデルとも整合性かあると思った。


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