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海外業務を目指すなら、ハイコンテクストを身につけよう! ; I got it. 6

私はアナログおじさんだが、近年のネット翻訳が素晴らしいのは、仕事がら実感している。

相手と自分の業務の類似性が前提だが、そこにネット翻訳で支援を貰う。
日本語しか出来ない私だが、現在の海外現地スタッフ育成業務も可能となる。


I got it!
専門性によるハイコンテクストを身につければ、似た業務であれば、言語の壁を越えられる。

TOEIC900点越えの通訳同行で、20年ほど前、ドイツに出張した事がある。
その出張先の大企業B社製造ラインで、計測ミスを見た。通訳に注意するように促したが通じない。
英語が通じないのか?と思いながらも、原点を間違えた致命的な計測ミスだ。見過ごせない。
自分で、身振りと日本語で説明した処、計測者はニヤリと笑い、ミスを認めた。あの笑顔は、忘れないだろう。

今思えば、ハイコンテクストだ!


深圳や、東南アジア数カ国での出張先では、相手が説明した後、通訳される前に質問する事で、英語が出来ないのに、現地語が解るのか?との質問を受けた。
毎回返事は、専門用語は日本を含め英単語のままの場合があるし、後は経験で解るである。

だから、今の現法5ヵ国、現地QMSスタッフ育成業務もネット翻訳で充分だ。
各社の資料を貰い、翻訳し不備不足を見つけ、基準となるISO9001 & IATF16949から関係する項目で説明をする。
今の業務で、時々、驚くのは現地の第三者認証機関の監査員が指摘して無い事だ。
日本でも似た事は有るので、商売認証と言いたくなってしまう。


専門用語と、過去の経験などから、品質業務関係ならば、ネット翻訳でポイントを突く事は可能である。
これらは、私の品質業務経験上の話だが、他の業務でも同じだろうと推測する。


駐在時代には、現地通訳を現場にヒアリングに行かせ戻って来た時、説明を受ける前に自説を話す。
すると、本当は言葉が解っていて、自分で現場に行き直接聞いていたのか?と質問される。
言葉は解らないが、テレパーシーがある、でも現認したいから、ヒアリングをお願いした。と返事をする。
戸惑表情の通訳に、私の師は、シャーロックホームズだよ、と笑いながら単なる推測だと、種明かしをする。


だから、ISO9001&IATF16949だけで、現場と離れたQMS業務は物足りない。
その為、ジョブ型、プロセス思考の私だが、海外QMSスタッフ育成なのに、不具合解析手法や製品知識、工程管理方法などまで混ぜてしまう。


I got it!
今の世の中、海外業務をしたければ、専門性からのハイコンテクストを身に付けるのが良い。
ある意味、ジョブ型スキル、職人的なスキル向上だ。


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