昨日の遺言の続きとか

鬱々としていた。昨日のnoteを書いてから、私の情緒は乱れに乱れ、朝早起きしなきゃ仕事に間に合わない日だったのに、ずっと眠れなかった。

途中眠剤なのか抗不安薬なのかよくわからない薬をラムネみたいに噛み砕いて食べた。はじめは舌が痺れる感じがあって、それから手と足がとても重くなった。

それでも眠れなかった。

私は朝起きると、母に昨晩考えていたことを伝えた。

私は昨晩から今日一日、ずっと理想的な死が破られること、即ち理想的な死を実現する為に生きている私にとって、死も生も意味がないこと。そんな無意味なことでも、生きるでも死ぬでも金がかかるし、どうせいつかなら、一刻も早く死ななくてはならないこと。しかし死んだら私の体の所在は私の尊厳を踏みにじることに特化した街に永住してしまうことを延々と考えていた。

積極的な死は望まないけれど、積極的な生も望まない。私にとって、生きるためのお金もエネルギーも必要がないから、働くことも食事することも放棄して、餓死しよう。それでも水の例えからは離れたくないので、水中毒で死ぬのが一番かもしれない。というところまできた。

私は食事を摂るのをやめた。明日店長に会うので今月いっぱいで仕事を辞めることを伝えようと決めた。死ぬのを待つだけなので楽しく生きる必要もないし、全ての娯楽を辞めることにした。集めていたものを売って金を作って死んだ時にかかる金の足しにする頭でいた。

自分の死が私の生活の中心にあること、その死が崩されただけで、私は生きる気力を失ってしまったことを思い知った。

帰宅。

母がゆっくりと、それでもたくさん朝の私の思いに対する返答を伝えてくれた。

八方塞がりに思えて今すぐ死ぬことばかり考えていた自分の頭のかたさを思い知った。

話は、まとまった。私はできる限り両親より長生きする方向で生き、両親が死んだら墓を移転し私の死にたい土地で墓に入るというような感じとなった。

私は家族と一緒にもいたいけれど、やはり冒険もしたいので、遺灰の少しは海に撒くことにした。もし私が先に死んだら、私は海に行く。少しの遺骨は両親が生きている間は側においておいてくれるだろう。

一人がいいと言ったり、家族と一緒がいいと言ったり、私は言うことがよく変わるけれど、家族のこと嫌なところもあるけれど、嫌いじゃない。

明日からも、私は理想の死に向かって少しでも楽しくなるように生きるらしい。

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眠れない夜に

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