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仕事で成長するためには、丁度良い負荷環境が必要

『仕事のことが夢で出てくるくらい仕事をやらないとダメだ。』

私が入社2年目の時の上司が私に言った言葉です。
私は、現在入社10年目で基本的には同じ会社(建築系会社)に勤めている会社員ですが、
この考えは、仕事で早く成長する上では、ある程度必要な感覚だと実感しています。

私が、会社に入社して、1番成長したと思うのが、入社2年目〜3年目です。
それは、たまたまいいメンターに恵まれたという点と仕事もかなりハードルが高いものに挑戦していたからです。
つまり成長するという観点からすると、かなり成長に恵まれた環境でした。
実際、仕事のことが夢で出てくることも何度かありました。

人が成長するためには、できるかできないか際どいラインのハードルが与えられる必要があります。そういった適度な仕事が与えられた時、人は、最もハイパフォーマンスを発揮し、成長すると言います。
これは、ゴルディロックスの原理※と言われます。
※もとは、「三匹の熊」という童話の中で、ゴルディロックスという名前の少女が、三種類のお粥を味見したところ、熱すぎるのも、冷たすぎるのも嫌でちょうど良い温度のものを選ぶというところから、来ているようです。一般的には、松竹梅の提案があったとき、最も選ばれやすいのは、竹ということを説明するのに使われることが多い原理のようです。

私の大学時代の指導教官も人を育成するときは、
できるかどうかギリギリのラインのタスクを与えるように意識していると言っていました。
また社内で部下育成をしっかりやっている上役の人たちも同様のことをよく言っています。
経験的に見てもこれは正しいです。

日々成長をしていくためには、誰か周囲の人から、(多くは上司などから)そのようなちょうど良いハードルが与えられているか、または、自ら設定するかどちらかであることが必要です。
自らハードルを設定できる人は、どこにいっても成長でき、成果をあげられる人材です。

とは言っても、自力でそのハードルを設定できる人は結構少ないです。

なので多くの人にとっては環境が非常に重要です。
中学校の時に、国語の先生がこう言っていました。

「環境が人を作る
環境は人が作る」

鶏と卵のような関係ですが、これは言い得て妙。

そして、私が言いたかったのは、これです。ユニクロの会長の柳井さんが、一言で言ってくれていました。

『大事なのは環境。自分の能力以上を求められる環境でなければ、成長は難しい』
柳井 正


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