見出し画像

気功の訓練を続けて見えてきたもの

20代の時にハードな仕事で心身の調子を崩した私(筆者:ペンネーム「真実の剣」)は、根本治癒を求めて、様々な代替療法を探っていました。このnoteで度々取り上げている瞑想やヨガ、そして「DNAアクティベーション」「アデプトプログラム」にはじまる形而上学の世界などは、その代表例です。

私が個人的に気に入っていて、ほぼ毎日トレーニングしているのが、気功法です。このnoteでも一部取り上げていますが、擦掌(さっしょう)法や蓮花功(れんふぁこう)などは、簡単ではありますが非常に効果的な手法の1つです(2つの記事のリンクを、参考までに張っておきます)。

気功については様々な見方がありますが、私が好んで度々引用しているのが、苫米地英人氏(脳機能科学者)による現代気功の定義です。それは「共感覚に基づいた、人間の情報空間から物理空間への介入法」というもので、古典的な気功を学んできた私の観点からみても、なかなか的を射た、上手い表現だと思います。

もちろん、東洋思想に基づいた宇宙を司る気の概念、あるいはヨガで言うプラーナの概念も、私は非常に好きな考え方です。朝、気功のトレーニングをしていると、たまに人の知性を超えた汎用的な「何か」が空間にあることが感じられて、自分という個人を超えた、何か崇高なものに触れたような感覚になったりもします。

さておき、この気功法を含めた形而上的な領域のトレーニングを続けていると、それまで「これが自分だ」と思い込んでいた自分というものがガラガラと崩れ去る時があります。自分の固有の考え方、特定の行動様式、もうすこしざっくり言えば「これはこういうものだ」というかたくなな思い込みが崩れ去るのです。その時、まるで従来の自分がまったく否定されたような感覚に陥り、ひどく落ち込んだりもします。

しかし、その感情的な落ち込みの波が過ぎると、さらに抽象度の高い視点から人生や物事を観察できる自分を発見し、非常に驚くことがあります。このような視点は過去も未来も、失敗も成功も包含するような視点です。そのため、従来どうしても許せなかった理不尽な出来事さえも、次第に受容できる心持ちになってくるのが、興味深いところです。

これがもしかしたら、かつて偉人たちが語ってきた、人間的成長の本質なのかもしれません。

■気功トレーニングの本質の1つは、「自分ではないもの」を追い出すこと

では気功のトレーニングが人間的成長にどう関わるのでしょうか。私は、2つの要素が影響していると思います。1つは、気功法のトレーニングが自らの生命力の強度を高めるという真実。もう1つは、教育や強力な他者からの介入などによって強制的に自分の中に埋め込まれてしまった、自分ではない気のエナジーが影響しているのだろうと思います。

ある気功の先生は、「静功(瞑想などを通じて外気を内気に変換する技)を繰り返し行っていくことで、意図せず受け入れてしまった外部の気を排出することができる。これにより、本来の自分の思考や感じ方を取り戻せる」とおっしゃっていました。これは私の実感としても間違いない、まごうことなき真実です。

私たち現代人は、意図せず外部のエナジーに影響を受け、権力志向の他者にコントロールされていることがままあります。それは職場、地域はもちろん、酷い場合は家庭やパートナー間にも見られます。そうした外部のエナジーを押し返していくと、日常生活で見えてくる地平線がまるで変わってきます。

私は気功のトレーニングを広げていくことで、個々人の健康度がアップすることはもちろん、一人ひとりが自分らしい自分を取り戻し、そうした健全な個人の個性が調和する――そのような理想的な社会が生まれてくるのではないかと思っています。

----------------------------------------------------------------

■創造力高まる「MAX瞑想™」、そしてあなたオリジナルの可能性を拓く「DNAアクティベーション」。「自分を知る」を支援する――「真実の剣」ヒーリングおよびセミナーWebサイト

創造力高まる最高の休息 MAX瞑想/MAXメディテーション™

「神スイッチ・オン」、あなたオリジナルの人生を生きるための可能性を拓く DNAアクティベーション


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?