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気功法体験記:手を使った簡単な気感の方法

私(ペンネーム「真実の剣」)は、20年近くにわたり、瞑想やヨガ、気功や導引法を追求してきました。最初は心身の不調を根本的に治したかったからですが、3歩進んで2歩戻るような歩みの中で、この気(氣)の世界が持つ奥深さにすっかり魅せられました。

そして大変幸運なことに、私は世界中の秘教学校で学んできた形而上学のマスター、あるいは何代にもわたる道家のノウハウを引き継ぐ達人に学ぶ機会も得ました。

一方で、人生で予期せぬ大きな苦しみや荒波を体験することもありました。この逆境を乗り切るべく、達人たちから学んだことをあらためて実践してみると、それらの知見の素晴らしさをあらためて認識することができました。

そこで私(ペンネーム:真実の剣)はいま、気および気功の分野について、先人の知恵をより良い形で広めるべく、【自分が整う、ウェルビーイングのための「気のレッスン」】と称して、初歩的な気の養生法をまとめる作業を進めています。

■「気のレッスン」の要点とは?

私が編集している「気のレッスン」の要点は下記の通りです。

(1)現代のビジネスパーソンに合う方法を抽出

道家などの方法論は確かなものがありますが、1日数時間のトレーニングをじっくり行い、何年もの期間を経ることで、根本から自分自身を変えていく方法論となっています。これはこれで重要なものですが、(私も含め)忙しい現代人の生活習慣には、なかなかそぐわない面もあります。

そこで「気のレッスン」では、現代を生きるビジネスパーソンにも続けやすいよう、特に生命エナジーの賦活と意識の統御に適した方法論を抽出して提供しています。

(2)脳科学・認知科学の観点を導入

気功やヨガの世界では、しばしば気、あるいはプラーナについて普遍的な生命エネルギーであるという考え方を導入します。ただ、いきなり「大気中のプラーナを感じてみよ」あるいは「大気中にプラーナがあると仮定して」と言っても、なかなか難しいという人も多くいます。

長年しっかり修行をすれば体感的に「これかな」とわかってくる瞬間が出てくるものですが、忙しい現代人に「10年もやればようやく分かるものだから諦めずに毎日じっくり取り組め」と言っても、途中で諦めてしまう人が多いのも現実です。そして「わからない」という失敗体験から、ますます(本当は誰もが扱える)気の存在を疑うことにもなりかねません。失敗体験にもとづく「わからないループ」に入ると、本来できるものもできないという蟻地獄の様相に陥ります。

私がお伝えしている「気のレッスン」では、必要に応じて脳科学や認知科学などの観点を持ち込みながら氣の世界を説明しています。主に脳機能科学者として著名な苫米地英人博士の論、例えば「認知科学的気功」や「情報場仮説」を参照しながら、私自身が学んできた教えとも照らし合わせつつ、気を捉えるのに役立つ考え方を紹介していきます。

近年の自然科学の観測技術はすごいものがあります。形而上学が古来連綿と語ってきた真実を科学の側面から説明できるような発見が相次いでいます。実際には科学を突き詰めると、どこまで進んでもわからない、ということがわかってくるものらしいのですが、ここでは科学の観点を(あえて)併用することで、怪しげと言われがちな気の世界をリアルに捉えられることがメリットです。

この「リアリティを持つ」ということがポイントです。特に論理性を重んじるようなビジネスパーソンの間には、理屈の側面から納得してもらうことで「ようやく気のエネルギーがしっかり感じられるようになった」という人もいらっしゃいます。

私があえて「論理で語る」という観点を重視している理由はそこにあります。気功の世界は一度でも気感(気というものが確かに存在するという実感)を得られれば――つまりリアリティを掴むことができれば――気の世界に対するリアリティが従来よりも高まり、ますます直感的な理解が進む、という性質があるためです。

一度でもリアリティを実感することができれば、体力の向上、集中力のアップ、一時的な不調からの早期脱出といった、古来より指摘されている気功法の実務的なメリットを得られやすくなります。

■手を使って気感を高める非常に簡単な方法

さて、ここでは氣に興味を持った方に一番最初に試していただく方法を紹介しましょう。この方法は、私が気の勉強をしていて一番楽、かつ一番分かりやすく気のエナジーを感じられるようになったものです。自信を持っておすすめします。

ここでは特に意念でコントロールしやすい手のひらを使います。

(0)両手、両腕を軽く振り、リラックスさせる。

(1)両手のひらを90度違いで交差するように合わせる。まずは右の手が上になるように(つまり右の手のひらが下向きになるように)する。この際、あまり力を入れないように注意しておく(下記の画像を参考にしてください)。

気感を高める_01


(2)右の手のひら(指の腹の側も含む)に対して、「温度が1度高まるように」と意図する。このとき、右の手のひら(指の腹の側も含む)が、まるで熱せられた鉄製のコテのように赤くなっているイメージをしても良い。

(3)このときの右の手のひらの感触、それを受けとめている左の手のひらの感触に注意する。1分~2分間、この(2)と(3)に取り組む。

(4)今度は逆。左の手が上になるように組む。

気感を高める_02

(5)左の手のひら(指の腹の側も含む)に対して、「温度が1度高まるように」と意図する。このとき、左の手のひら(指の腹の側も含む)が、まるで熱せられた鉄製のコテのように赤くなっているイメージをしても良い。

(6)このときの右の手のひらの感触、熱せられた感覚を感じている左の手のひらの感触に注意する。1分~2分間、この(5)と(6)に取り組む。

(7)終了したら、両手、両腕をよく振り、リラックスさせて終わる。

以上です。トータルで5分もかかりませんが、初学者にとっては非常に有効なワークです。

なお動画はこちらからどうぞ。

https://youtu.be/JCZZT8LRIkY

■次第に感じられる「気感」に注意を向けてみよう

これを繰り返していくと、次第に独特な気の感覚を、手のひら、あるいは他の身体部位に感じられるようになってきます。

気の感触は様々ですが、典型的なのは次の5つです。

1)圧力感(両手のひらの間に何かがあるような感覚)
2)吸引感(両手のひらが互いに吸い寄せられるような感覚。磁力感とも言い換えられる)
3)熱感(熱が高まっているような感覚)
4)風の感触(スースーした何かが通っているような、涼しさの感覚)
5)通電感(ビリビリした何かが手に存在している感覚。この通電感は面白いことに、手のひら周辺だけではなく、頭部、ひたい、腕の感覚や聴覚、あるいは身体全体などで感じられることもあります)

これらがなくても気は発生しているのですが、これらが感じられたら、しめたものです。

感じられなくても、このトレーニングを続けていると、次第に気を「存在感あるもの」として認識できるようになります。まさに苫米地英人氏が言う「気は、実在するかどうかはさておき、存在はする」かもしれない、と認識できる段階へと進んでいきます。

すると、「気のコントローラー」として特に優れている身体部位――手をうまく扱えるようになり、その後の気のトレーニングが非常にうまくいきやすくなります。

また、このワーク自体が気を練る作業にもなっています。つまり、この簡単な気のトレーニング自体が、自身の気のパワーを高めるのにも役立っているわけです。

実は私も、いまだにこの手のひらを使ったワークにほぼ毎日取り組んでいます。

なお、こちらのnote記事「手を擦る気功、擦掌(さっしょう)のすごさ」で示した擦掌法と併せて実践しますと、より氣の感覚が分かりやすくなりますので、ぜひ実践してみてください。

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