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イスラエルもアメリカも負けっぱなし 屈辱的なことは報じない欧米メディアと日本のメディア

2024年4月13日夜、長い間、忍耐していたイランがついに報復に出ました。

第三次世界大戦に突入するのかと心配した方も多かったと思います。

でも、実際はその逆で、イランがアメリカ&イスラエル、世界のギャングスターオーガナイゼーションを牽制し、大規模戦争にしないための警告をしたようなものでした。
 
もちろん、イスラエルもアメリカもそんな都合の悪いことは報じません。
 
イスラエルはアメリカ・イギリス・フランス・ヨルダンの援助を受け、イランからの攻撃の99%を迎撃したと言っていました。
また、アメリカ政府は「アメリカはイスラエルのイランへのいかなる対抗措置にも参加しない」と言っていました。

ところが、イスラエルが4月1日、シリアのイラン大使館の空爆を行った拠点、イスラエルのネバーティム空軍基地には、イランからミサイル7発が打ち込まれ、そのうち5発が着弾しています。
このイスラエルのネバティム空軍基地は世界一の防衛システムを誇る、世界一守られた軍事施設のはずでした。

アメリカ政府の発言、「アメリカはイスラエルのイランへのいかなる対抗措置にも参加しない」と言うのは、アメリカは喉から手が出るほどイランを攻撃したいけど出来ない、無理だ、というのが正確な意味合いです。
 
出来ない理由のひとつは、アメリカは大統領選挙が控えていること。
パレスチナを支援する人たちを逮捕しまくっても、
アメリカ国内で止まないどころか拡大し続けているパレスチナサポートデモに危機感を抱いているバイデン政権内では、
ネタニヤフのような極右zionistではなく、リベラルzionistに変えよう、
パレスチナ人大虐殺をもうちょっと過激でないやり方でやろう、
という方針へとシフトしています。
今、ここでイランを攻撃し、イスラエルの戦争を増幅させようものなら、バイデン政権はお終いです。
 
そして、イランを攻撃できない何よりの大きな理由は、
イスラエルとアメリカ自慢のIron Domeと、アメリカの世界一のレーダーシステムをもってしても世界一守られていたはずのイスラエルの軍事拠点を
イランの兵器はすり抜けてしまったことです。
しかも、イランが本気を出していないことをアメリカ政府はわかっています。
イランが使用したミサイルも最新のものではありませんでした。
それなのに、7発中5発もイスラエルとアメリカの最新防衛システムをかわしてしまい、アメリカはイランにはとても太刀打ちできないことを再び思い知らされたからです。
 
更に、出来ない理由は、
もし、アメリカ政府がイランを攻撃し、イランが本気で攻撃し出したら、
中東にあるアメリカ軍事施設は一気に更地にされてしまい、中東の海にいるアメリカ海軍は一気に沈められてしまうであろうことをアメリカは懸念しているからです。
イランにはそれだけの能力があるからです。
そうなれば、中東のオイルをこれまでのようにアメリカ政府の好き勝手にできなくなってしまいます。
 
だから、イランを攻撃したくても、いくらイスラエルに急き立てられても、アメリカ政府は「しない」のではなく「出来ない」のです。

 
4月1日のイスラエルによるシリアのイラン大使館空爆は国際法で違法です。
Vienna Conventionで、たとえ戦争中であっても、他国にある大使館、領事館は攻撃してはいけないことになっています。
 
ところが、欧米諸国はイスラエルのイラン大使館空爆を非難しませんでした。
国連の security council では、イスラエルを非難するロシアの決議案をアメリカ・イギリス・フランスが拒否。
 
国連も公平に機能せず、何も誰もイスラエルのギャングスター行為を止めることができないことを再確認したイランは、一度たりとも国際法を守れないイスラエルとは真逆の、国連憲章第51条で認められた国際法のもと、やんわり手加減しながら、牽制の意味の報復攻撃を行いました。
 
『True Pomise』という operation の名前の通り、イスラエルの軍事基地だけを標的にし、一人も殺害していません。
イスラエルのように、病院、学校や幼稚園、モスクや教会、国連の施設、パン屋、救急車、医療関係者、ジャーナリストとジャーナリストの家族をわざわざターゲットにして爆撃したり、『flour massacreの』ように食料援助にかけつける人の群れに向かって発砲したわけでは決してありません。
 
イランは、アメリカ、CIA のDirector、William Burnsにも、国連にも周辺国にも攻撃を事前に知らせました。
その上で、まずスロースピードのドローンの波が、「報復攻撃始めます!」とわざわざイスラエルに迎撃準備をさせるようなやり方で、やんわり報復攻撃をしました。
 
イスラエルの軍事拠点だけを狙って報復攻撃を行っていますが、
それすら、破壊するのが目的だったわけではなく、イスラエルとアメリカに、「破壊しようと思えば、いつでも破壊できるんだ」ということを
知らしめるためだけでした。

また、イランはイスラエルとアメリカへ牽制したと同時に、イスラエルと欧米諸国にいつまでも尻尾を振っているアラブのリーダーたち、パレスチナの味方のようなフリをしながら、いつまでもイスラエルに食料やオイルや水を送り続けているアラブのリーダーたちにも警告しました。
そして、パレスチナを見捨てないことを世界に伝えました。
 
アラブ諸国の大多数の国民たちや世界中のパレスチナサポーターはイランの反撃に大喜びしています。
 
イランのイスラエルへの報復の後、ロシアと中国はイランへの支持を表明しました。
 
ついにイランが動いたことで、またロシアも中国も味方についたことで、
国際法を守れないイスラエルとアメリカ、世界のギャングスターオーガナイゼーション、そして、日本を含むギャングスターの子分たち国々は戦争をしたところで自分たちには勝ち目がないことを思い知らされました。
 
ただ、これで、第三次世界大戦は免れたところでしたが、狂犬一匹、どうしても、世界大戦をしかけたくてたまらないようです。
 
ネタニヤフはアメリカからも首を切られそうで焦っています。
現在、世界中の大多数の一般庶民はパレスチナの味方です。
地上戦ではイスラエル軍はハマスに勝ち目がありません。
イスラエル国内では、反ネタニヤフの大規模デモが起こっていますし、
二重国籍のイスラエル人たちは元の国へ逃げ帰っています。
 
彼が生き残る道はただひとつ。
世界中を戦争に巻き込むことです。
 
ネタニヤフは世界中の一般庶民の注意を、パレスチナから自分達が戦争に巻き込まれる恐怖へとシフトさせ、アメリカにイランと戦争をさせることで、世界中の注意をパレスチナ人大虐殺から中東戦争へと移行させようと必死です。





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