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2023年11月 イスタンブール一人旅 ハマムに行くか行かないか問題

本屋さんでトルコの旅行本をパラパラめくっていると、必ず特集されているのが「ハマム」だ。

ハマムとは、トルコの伝統的な公衆浴場のこと。

日本の銭湯 ≒ トルコのハマム
こんな認識で利用料を見ると卒倒するんだけども。


観光地のハマムは総じて高い

旧市街にも新市街にもハマムはある。

ローカルハマムのことは分からないが、観光地にあるようなハマムは、高級スパさながらのラグジュアリースポットだ。

グランドバザールの近所で見かけたハマム

ここに限らず、ユーロ表記のハマムは多い。
トルコリラへの信用度ゆえなのか。

⚫︎セルフサービスコース 35ユーロ
施設利用のみ
人の手によるサービスはなし

⚫︎トラディショナルスタイルコース 50ユーロ
施設利用
アカスリサービス
泡ボディーウォッシュサービス

一般的に、ハマムといえば、後者の「トラディショナルスタイルコース」の方を指すらしい。 

ここは50ユーロだけど、同じような内容で80ユーロのハマムもあった。


ハマムに8,000円とか12,000円とか……
(為替によるけど)

私には無理だった。
そんなお金はないし、場違い感も漂う。


ハマムには行かないはずだったのに

ずっと天気が悪いから、屋内スポットを求めてしまった。

常に歩き疲れているから、癒しを求めたくなってしまった。

検索した結果、ラグジュアリー感が薄めで、ややリーズナブルなハマムを発見した。

カドゥルガハマム、と読むのかな。

朝からここへ行ってきた。


気付かず通り過ぎそうな外観
若干入りにくい正面玄関
女性専用エリアの入口

女性エリアと男性エリアは完全に分かれていて、女性エリアの施術者は年配の女性だった。
案内も会計も全部その女性のワンオペ。

私が到着した10時半頃は、他にお客さんがいなかった。

あまり英語は通じないが、気さくそうな方だったので、特に困ることはなかった。


カドゥルガハマムの料金

ウェブサイトに記載の営業時間に注意。

店のウェブサイト
店にあった料金表

支払いは先払い、現金オンリー。

料金:530リラ
(施設利用+アカスリサービス+泡ボディーウォッシュサービス)

ガイドブックで特集されるようなハマムと比べたら、だいぶ庶民的な値段に感じる。


600リラを出そうとしたら、おつりがないと言われる。
あ〜海外って感じだな〜、と思った。

仕方がないので、財布からお金を探し出して540リラを払った。
10リラ札のおつりはあった。よかったよかった。


ガドゥルガハマムに持っていくもの

女性エリアのリラックススペース
鍵付個室更衣室

ビーチサンダル、アカスリ用ミトン、ボディソープ
何も持ってきていないが問題はなかった。
(衛生面が気になるなら、ミトンは自前で用意した方がいいかも)

水着は必須。
上はなくてもいいけど、下は絶対いると思う。

私より後に来たおばさま2人も、ハーマイオニー似の美女も、上は何もなしで下だけ水着だった。

なんなら施術者もトップレス。
下だけ履いていた。


ガドゥルガハマムでのハマム体験

自分でお湯をかけて体を洗う
  ↓
大理石(?)の上で寝転がって待つ
  ↓
アカスリをしてもらう
  ↓
泡ボディウォッシュをしてもらう
  ↓
シャンプーボトルを渡されたのでセルフ洗髪
  ↓
気の済むまでサウナでぼーっとする
  ↓
終了
バスルームから出ると、バスタオル&フェイスタオルを渡される
ドライヤーは1台だけあった

こういう流れで、ハマムタイムを過ごした。


アカスリも泡ボディウォッシュも、めっちゃくちゃ気持ちいい。

すごい量のアカ
全身が泡に包まれる感覚
きれいになった身体

これがハマムなのか! と感動した。


リラックススペースで休憩中に、チップとして50リラを渡した。

チャイでも出てこないかな〜
と期待したけど、出てこなかった。残念。

代わりに、投げキッスをもらった。


消極的選択でハマムを訪れたけど、来てよかったなと思った。
身体が喜んでいる。


イスタンブール編、これにて終了。


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