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美術部

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『セレマ学院』美術部です。絵画や彫刻・建築にご興味がある方はこちらへ。美術に関係する映画などに関してもこちらから読んでいただけますよ。
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記事一覧

絵画から生まれた新しい感性 「映え」と「盛り」

皆さんは「映え(ばえ)」写真を撮ったりされますか? それはインスタグラムなどのSNSに載せる…

『衣のひだ』に魅せられた一日~芳年展とミュシャ展

2023年7月21日に北九州市立美術館の分館・本館をハシゴして『アルフォンス・ミュシャ展 アール…

カバネル『ヴィーナスの誕生』

悪名高い絵画『ヴィーナスの誕生』かつて「真面目な」美術研究家の方々には大変評判の悪かった…

ブグロー『ヴィーナスの誕生』

私とブグローの出会い美少女画で日本でも人気があるブグローですが、やはり一番に知っておきた…

最後の浮世絵師、月岡芳年の魅力⑤

長かったシリーズもようやく最後です。 ここまで読んでくださった方、ありがとうございました…

最後の浮世絵師、月岡芳年の魅力④

前回の記事ではアクロバティックな構図や生き生きとした女性像を描く芳年の作品を見ました。 …

最後の浮世絵師 月岡芳年の魅力③

前回の記事では月岡芳年が従来の浮世絵から新たな表現に飛躍しつつある作品を見ました。 今回は芳年の個性がより際立ってきた時期の作品を見ていくことにしましょう。 『武者絵』 “カッコいい”芳年浮世絵と言えば美人画や役者絵のイメージが強いですが、実在の人物を描いた作品も多く描かれました。 それは歴史上の事件や物語の中のシーンを題材に取ったもので『武者絵』とも呼ばれます。その大げさな表現はまるで歌舞伎のようです。 それまでの日本人にとって、激しい感情や劇的場面の表現方法は歌舞伎

最後の浮世絵師、月岡芳年の魅力➁

今回は月岡芳年の魅力の第二回目です。 まだ1回目を読まれていない方はこちらから先にどうぞ…

最後の浮世絵師、月岡芳年の魅力①

幕末から明治にかけて活躍し、「最後の浮世絵師」とも言われる月岡芳年は現代でも大変人気があ…