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「自分で未来を変える」という信念


昨日、5月の振り返りをしました。充実感ともの足りなさと。この相反する感情がなぜ発生するのかがわからず、ずっと悩みのタネだったのですが、「もしかして」と思うことがありました。

コントロールできることと、コントロールできないこと。仕事や人生は大きく、自分次第でどうにかなることと、どうにもならないことに分けられると思います。自分の意思で変えられること、私でいうと運動や読書など。自分の意思だけで変えられないものとしては、営業成績など、他者が介在する案件があげられます。

そして5月は、というかずっとそうだったのですが、自分でコントロールできることはほぼ完ぺきに、しかもそんなに苦労することなくやり遂げられるようになった反面、自分ひとりでは完遂できないことが多々あることに気づきました。「充実感ともの足りなさ」が同居することによるモヤモヤ感の正体は、そんな現状からくるものでした。

こうやって因数分解ができて、明確に補助線を引くことができればすっきりします。自分自身や自分の未来、自分の世界を自分の力で変えることができるという信念を強化することができていれば、吹っ切れます。自分は今日、何にチャレンジしたのか。自分は何をがんばったのか。一人の時間をつくってきちんと考えれば、自己効力感を鍛えることができます。

何も考えずに、目の前の作業をただこなすだけでは、「何をどうすれば自分は変われるか」「自分の努力は意味があるのか」といったことが見えてきません。「今日は何をしたのか」「どんな意図があったか」といったことを明らかにして、結果どうだったか?そして明日はどうしようか?といった創意工夫を考えるために振り返ったり、毎晩一人で考えたりする時間を持つことが大事だということにあらためて気づかされました。

そういう意味では「運動」はうってつけ。自分に自信を持つためには運動が一番だと思います。自分の身体は四六時中、自分とともにあります。身体が重い、軽い、気持ち悪い、爽快だ。身体にまつわる変化はダイレクトに実感できます。そんな変化を狙い通りにコントロールできれば「やればできる」という感覚が、仕事など他の事柄にも影響を及ぼします。

とにかく「自分の意思と行動で未来を変えられる」という感覚を持つことが大事。そしてトレーニングなどの運動が、自己効力感や自信を高められる一番の方法だということは科学的な裏づけもあります。他人のせいにしたり、環境のせいにしたり、悪口をいうのは簡単ですが、これは最悪だと思います。

なぜなら、

自分は他者に依存している。
自分は他者にコントロールされている。
人生は他者や環境次第。

という暗示をかけて、自分が自分で人生を変えられると信じる力を削ぎ落し、自分を苦しめるだけだからです。偉人たちの多くは、想像を絶する苦労や、ありえないような大失敗をくり返しながらも成功をおさめてきました。それは「自分次第で未来は変わる」という自信や自己効力感があったからだと思います。自分を物語の主人公に見立てて、自分を信じて、自分を磨き続けたからこその偉業だったのではないでしょうか。

自分でコントロールできることはやり切り、そうではないことも「このまま努力すればいつか変えられる」という信念をもって行動し続けること。6月はそんな心境でがんばりたいと思います。

久保大輔




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