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「情報」は懐疑的な目で、取捨選択して組み合わせる

情報爆発社会。今の世の中をそう表現することがあります。現代人が一日に受け取る情報量は、江戸時代の一年分。ちまたには情報があふれかえっています。Googleをがあればすぐに「解答」がわかります。かつて英和辞典や電子辞書なんてものがありましたが、使うことはなくなりました。インスタグラムを開けば、人気レストランやファッションアイテムが検索できます。お店が発信するだけではなく、ユーザーの評価も可視化されているので便利。信憑性も高いと感じます。

一方で、フェイクニュースという言葉が示すとおり、真実とはかけ離れた情報もまた、星の数ほどありそうです。SNSなどをとおした個人の感想が、あたかも真実のように拡散されていくのはTwitterの特徴。なぜか少数の奇抜な意見が、大きく見えてしまってそれが人を苦しめることすらあります。

どこを読み飛ばし、どこで読むのをやめ、どこをじっくりと読むのかを自分で判断する。情報を選り分けて自分にとって有利な情報を集めてこそ、情報収集だと思います。情報は疑って見る。ただ情報を鵜呑みにするのではなく、そこに懐疑的な目を向けること。

そのために、ありとあらゆる本を読んで脳のあらゆる部分を刺激させたい。仕事に必要な感情を磨くには、さまざまな本を読み、いろいろな場所に行き、たくさんの人の話を聞いて、とにかく多くの情報を集めるしかありません

仕事でもなんでもそうだと思いますが、人から言われたことをただ忠実にこなすのではなく、自分の頭で考えて行動できる人がクリエイティブな結果を残せると思います。他の人が探すだろうところから情報を集めていたのでは、他の人が思いつくようなアイデアしか生み出せません。情報を能動的に取捨選択し、組み合わせていくことが大切です。幅広いジャンルの本を同時に読み、異なるベクトルの情報を組み合わせる作業を繰り返すことで、相手が話している話と自分がすでに知っている話を組み合わせて理解していくという作業が自然に行えるようになります。

目の前の些末な出来事ばかりをみていたら、物事の本質を見落としてしまう。あらゆるジャンルの本をバランスよく大量に読む。アイデアを出すためには、一見、仕事には全く関係のない本が役に立つこともあります。

最近はなかなかゆっくり読書ができません。ですが平日の細切れで本を読み、トータル1時間の読書時間を確保できることもありますし、寝る前に5分間本を広げるだけでも一ヶ月に換算すると2時間半ほどになります。あらゆる場面で「合間読み」と「ながら読み」をしていけば、それなりに本を読めるようになるはず。

情報収集について、反省も込めてまとめてみました。

久保大輔




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