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何かを売るのではなく、お客さんのために何ができるか?を語り尽くす


「声かけ不要バッグ」は、

セレクトショップ「アーバンリサーチ」が
試験導入している話題の施策。

「接客してほしくない」

というお客さんの声に答えるもので、
8割のお客さんがポジティブな反応を示しているそうです。

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お店に入るや否や、

一気に距離を詰めてくる店員に
アレコレ聞かれるのは私も苦手です。

コロナで外出が減り、
ネットでの買い物にシフトしている人にとっては、

必要最小限の会話で
十分かもしれません。

便利な世の中になって、
人間関係の希薄化が叫ばれて久しいですが、

接客をとおした
リアルな対話が制限されると、

いよいよ家族や身近な人しか
コミュニケーションしない世の中になってしまいそうで

ちょっと怖いです。


毎日zoomで打ち合わせしていますが、

時間の節約、身だしなみの労力カットなど
メリットがたくさんあって、

実際に会う、話すといった機会は
本当に少なくなってきました。


■昔はアパレルショップでも、

家電量販店でも、夜の繁華街でも、
売り込み」は日常茶飯事。

誰も求めていない、誰も好まない、
誰も反応しない商品やサービスなのに、

所かまわずやみくもに声をかけて、

一方通行の、売り手本位な
マスコミュニケーションは販売の王道でした。

ですが上述したとおり、

顧客がそれを望まないという心理が
明らかになるにつれて、接客は制限されました。

ということは、

販売行為なしでいかに売り上げを伸ばすのか?
という問いを突き付けられたも同然。

街中を歩くお客さんは、

お店のことも商品やサービスのことも
気にかけていないという前提に立ち、

99%買うつもりがないお客さんに対して
どのように情報を提供し、

興味を呼び起こし、収益につなげるのかを
丁寧に設計しなければなりません。

ポイントは、

どうすればお客さんにとって
役に立つ存在になれるか?

自分たちが言いたいことではなく、
お客さんのニーズを優先して、

お客さんとつながりあえるようになるには
どうすべきか?

何かを売るのではなく、
お客さんのために何ができるか?
です。


■ミッションステートメント、

つまり組織(個人)が
何を目指して活動しているかを作成し、

ストーリーにして語ること。

お客さんもストーリーの登場人物の一人にして、
お客さんとエモーショナルにつながるような

説得力のあるコンテンツを
制作、配信することで、

お客さんの関心を獲得して、引き寄せて、
信頼をつくりだす。

作り手の商品やサービスが、

お客さんの「かゆいところに手が届く」ものである
とういことに気づいていただくために、

首尾一貫した有益な情報を
継続的にお客さんに届けることができれば

その見返りとして
お客さんの「信頼」を得ることができます。

反対に、

売り手にとっては最高のコンテンツでも、
ひとりよがりで、宣伝色が強くて、一貫性がなければ

一気に信頼を失うかもしれません。


■時代が接客を制限しましたが

昔から営業の基本は
売り込まないこと。

売上を伸ばしたいのであれば、
商品やサービスの売り込みをすべきではありません。

自前のメディアをもって、
継続的にコンテンツを制作して

お客さんを引き寄せる。

結果としてお客さんの心理や行動に
変化を起こし、販売につながります。

販売行為抜きで、
お客さんとコミュニケーションをとる技術、

それがエモーショナルで魅力ある
ストーリーテリングです。

ストーリーを通じて人がつながり、
ストーリーはつながりを促進します。

ストーリーは人々に語り掛け、
シェアしたいと思っていただき、

購買意欲が刺激、拡散されていきます。

潜在的なお客さんに対して、

その人たちが直面している問題、課題の解決に
役立つ適切なコンテンツ
を提供し、

お客さんの生活のなかで
重要な役割を担うようになります。

ブログ、SNS、HP。

ネットを通した発信は、有益で一貫性があり、
説得力のある情報でなければ広がりは期待できません。

役に立ち、価値があって、
魅力的なストーリーを作り出すことができれば、

ブランドは信頼を獲得し、
しかるべきポジションを確立することにつながります。


■私がいま携わっているサッカークラブも、

ストーリーを大切にしています。

ミッション、ビジョン、コンセプトの言語化
にこだわったのは、

こうやって毎日noteを更新するために
必要不可欠なものだからです。

ストーリーをつむぐためには、
あいまいな理念ではなく、

確固たる言葉で表現された
ミッションステートメントが欠かせません。

「認め合い、支え合い、応援し合う」

という言葉を通して、
たくさんの人々とエモーショナルにつながって、

社会の課題を解決するサッカークラブ
一緒に育てていきたいと考えています。


興味ある方はぜひ
こちらまで連絡してください。

最近、問い合わせが増えてきました。

zoom、もしくは対面でお話して、
納得も得心も持っていただいた方に

サロンにご入会いただいています。


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。

それではまた明日。
おつかれっした!




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