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スポーツは「心の問題」によく効くコンテンツ


便利な世の中になった今、
何もかもが手ごろな値段で簡単に手に入る。

3年前に単身で東京に来たときも、
ほぼほぼAmazonでなんとかなった。

全部格安。

それでいて機能性で困ったことは
一度もありません。

家電、家具、生活必需品
を取り扱う業界は軒並み、

価格競争に陥って体力勝負
ということでしょうか?

買う方に「こだわり」がなければ、
売る方は大変です。

機能を追求しても
買い手にとっては誤差の範囲。

A社であろうがB社であろうが、
大差を感じることはありません。

携帯電話の無意味な機能、
使ったことのないボタンだらけのリモコン。

売り手にとっては画期的な(?)発明
であったとしても

すでに機能的なニーズを
十二分に満たされている買い手とって

なかなか響くことはありません。


■「こだわり」

という意味では最近
こんなYouTubeチャンネルに見入ってました。

こだわり満載です。

家電、家具、家庭用品においては
私とは正反対のニーズを持つ人。

こういう人をターゲットにすれば
安売りする必要はなさそう。

エモーショナルであり、物語を感じる

そんなニーズを喚起できるのは
スポーツも同じです。

ルーズベルト大統領のニューデリー政策が
まだ始まっていない1932年に、

ロサンゼルスオリンピックが開催されて
スポーツが社会と生活感情を刺激しました。

スポーツの隆盛の背後には
危機的な経済状況が絡むことがあります。

経済的にも道徳的にも
危機に瀕した社会では

スポーツが
安全保障にとって重要でした。

スポーツというイベントのなかに
経済的な突破口を見いだし、

それが生活感情を回復させて
さらには社会そのものを元気にしました。

「文化は危機から生じる」

といいますが、

スポーツから生じる興奮と物語
現在のスポーツの消費を発展させました。


■最近はよく大学生と話していますが
多くが心の問題を抱えているように思う。

こちらからみると
大きな問題というわけではないのですが、

当人の心象風景は

荒々しく吹きすさぶ原野を
ひとりで歩いている感じでしょうか。

木や森、建物や明かりといった
目標」がなくてさまよい続ける様は、

私自身も経験がないわけではないので
同化して共感できることもあります。

足元ばかり見ないで、
ちょっと顔を上げてごらん。

ほら「北極星」が見えるでしょ?

みたいなドラマチックな言葉は
かけていませんが、

でも

北極星は
進む方向を指し示してくれます。

そして
私みたいないい加減な人がいなくても、

「スポーツ」はそんな心の問題に
よく効くコンテンツになります。


自由を与えられ、
多様性を求められると、

他人との相対比が生まれ、
やがて人々は孤立、分断します。

成熟社会を迎えた今、

孤独という恐怖から逃れる場所として、
スポーツが見直されているのは

今さら言うまでもありません。

スタジアムに行けば誰かがいて、
たとえ知り合いじゃなくても同じく興奮し

ハイタッチができる。

キラキラした照明と、
照明が反射したライトグリーンの芝、

大歓声と魅力的な競技。

奥に入れば
食べ歩きができていつもと違う雰囲気に

「ホッとする」

ことは想像に難くありません。

「生きててよかった」とは大げさですが、
「また明日からがんばろう」と思わせてくれるスポーツは、

窮屈そうにしていた人々に突破口を与え、
感情を開放させて、心を元気にしてくれます。


■私は今

サッカークラブの経営に携わっていますが
このコミュニティでは

「孤立」させません。

今っぽくいうと

「圏外」にさせない!

なんじゃないかと思って
先日仲間たちに

「このキャッチコピーどう?」

投げかけたら
思いっきりスルーされてしまいましたが
あとでしっかりフォローしてくれます。

「認め合い、支え合い、応援し合う」

もはや誰がクラブスタッフで
誰がサポーターなのか、

よくわからないほど「垣根」はあいまい。
クラブ内外を隔てる境界戦はほぼありません。

共創をテーマに
みんなでクラブを育てていく。

それがこちらのプロジェクトになります。


もし興味が少しでもあるようでしたら
まずはこちらにお声がけください。

先日より何名かメールをいただいて
zoomや対面でお話させていただいています。

その上で「チャレンジしてみたい

という方がまた一人、また一人と
登録してくれています。


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。

それではまた明日。
おつかれっした!




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