見出し画像

「拡散思考」でアイデアを創造する

SHBUYA SCRAMBLE SQUAREで打ち合わせ、ランチ、読書、そしてnote執筆。とても気に入りました。めちゃくちゃ集中できるのでここに来ることを休日のルーチンにしようかしら、なんて考えてました。17階のフロアは大きなガラス張り。カフェで外を眺めていると拡散思考が高まっていきます。

「拡散思考」とは、ひとつの問題に対して複数の回答を思いつく能力のこと。この思考ができる人ほどよいアイデアが思いつきやすいと言われています。

拡散思考の発生を高める方法として、「マインドワンダリング」という方法があります。頭がぼーっとした状態って多くの人が経験あると思います。たとえばランチをとった後のオフィスで、「午後の予定はなんだったっけ?」って何気なく考えているときのような、脳をリラックスした状態は前頭前野が活性化して創造性と集中力に関わる脳のネットワークがスムーズにつながります。マインド(心)がワンダリング(さまよっている状態)は拡散思考を高めてくれます。

サイコディスタンス」も効果的。とにかく広々としたイメージを思い浮かべてみます。今日の体験はまさにそれ。17階から見下ろす渋谷は「遠くて広いイメージ」そのものです。抽象的な思考が活性化して発想に自由度が増してきます。遠い国の写真を見るだけでもOK。外国語を学ぶ、なんてのもサイコディスタンスにあたります。日常的に英語に触れたり、インスタでは「incredible_europe」をフォローしているので、大好きなヨーロッパの街並みに頻繁に触れていることもサイコディスタンスだったのですね。創造性を高めるトレーニングを無意識で行なっていたようです。

今日は某IT企業のオフィスを訪問したのですが、天井が高くて柱がないフロアは圧巻。クリエイティビティを要求される人たちにとって最適な空間は、科学的に正しいレイアウトだったのですね。ちなみに今日、私が創造的なアイデアを導けたかどうかはわかりませんが、いつもの数倍、もしくは十数倍のスピードで仕事がはかどったのは、おそらくこのフロアを活用したからでしょう。

結界」とは、修行のために一定区域を限ることを言います。神社の入り口にしめ縄や鳥居を置いたり、お店の暖簾なんかもその一種。茶室のにじり口をわざと狭くあしらうのも結界のひとつです。「私はいま守られている」という安心感のあるなしで、修行の難易度が格段に変わると言われていますが、仕事や読書の「場所探し」はとても重要なんです。

当然ながら自分の部屋の改善も同じ。室内の整頓、観葉植物の導入、好きな家具の購入など、快適に思えるような部屋づくりは、いずれも脳に安心感を与える働きを持ちます。

今日はこの後、会食があります。初めて会う人もたくさんいて楽しみですが、もうしばらく17階のフロアで拡散思考を楽しみながら過ごしたいと思います。

久保大輔




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?