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何のために働くのか?


会社の理念って何ですか?

お勤めをされている方に対して
こう質問すると、

けっこうな確率で「知りません
もしくは「忘れました」と返ってきます。

平日の9時から17時でしょうか?
人生の多くの時間を割く仕事。

働くことは生活のため、
という側面は否定できません。

ですがせっかくなら、

やりがい」をもって同じ時間を過ごしたいと
私は思ったりもします。

だから「理念」には
こだわるべきだと。

自分がやっている仕事の
ひとつひとつが、どんなアウトプットとなり、

誰の役に立つのか?

社会を見て、
人々がかかえている課題に目を向けて、

その課題を解消することが
ビジネスの本質。


シャネルは、

コルセットのようなもので
体を縛り付ける女性の服装

女性はこうあるべきだという慣習
に疑問を持ち、

体に負担をかけない
やさしい服を世に提供しました。

知の民主化をかかげて、

誰もが無料で情報を得られる世界
を志向したのはGoogleです。

家でもない、会社でもない、

ちょっと一息できる第三の場所
を創造したのはスターバックス。

アパレル、IT、そして喫茶という、
目に見える業態はさまざまであり

手段にすぎません。

表現は何でもよくて、
人々の課題が解決されるということが目的。

人生の大半を使う仕事
という場所で、

私たちは
どんな社会貢献ができているのか?

この視点で日々の業務を行うことができれば、

ワクワク、ドキドキの毎日
になるのでは?と思ったりしています。


■高度経済成長は世界を驚かせました。

戦後の日本。

その多くが見ていたのは
先を行くアメリカでした。

超大国というベンチマークがあったからこそ、

追いつけ追い越せの精神で
猛烈に働くことができました。

ですがプラザ合意を契機に
日本はそのベンチマークを失いました。

世界と伍して戦える国力が
日本に備わったからです。

以後、
少しずつ後退を続ける日本経済。

今もその後遺症に苦しんでいますが、
後遺症の本質は「理念の不在」だと思っています。

夢を語ったり、
社会の課題に目を向けるよりも、

アメリカを見るほうが分かりやすい。

理念を語る暇があったら働いてくれ!
というのが当時の雰囲気だったのかもしれません。

もちろん人々の課題に目を向けて、

その課題解決を理念にかかげる企業は
日本にもたくさんあります。

ですが一方で、

理念がいつのまにか形骸化してしまったり、
社長室の飾り物になって誰も復唱できない

といったことが散見されるようになったことも
事実。


■経営者、

もしくはそこで働く従業員は
長くて40年ぐらいしか会社にいられません。

ですが理念や想い、
こだわりや存在意義は、

100年でも200年たっても
消えることはありません。

創業者が引退し、
創業メンバーが会社を去ったあとでも、

明確な理念があって、
その理念を受け継いで戦っていくのが

次世代の社員です。

そう考えると、
理念という道しるべがなければ、

もしくは
明確に言語化されていなければ、

創業の志はいつかの時点で
雲散霧消してしまう可能性は低くありません。


■理念、ミッション、ビジョン。

言い方はいろいろあるのですが、
分かりやすく言うと「目標」です。

あなたは何をしたいのか?
私はこれがしたいです。

至極シンプルに、
私が働く理由を説明するもの。

たとえばホームページで
何かを発信するとき、

どんな言葉で語るのか?
どんな写真を使うのか?

その選択は、
理念に寄り添うべきであり、

そうでなければ担当者の好みに
左右されることになります。


社長の想いを理解しきれていない
広報担当が、

個人の嗜好で
発信内容や方針が決めてしまうとどうなるでしょうか?

その発信を受け取る消費者は、

「自分に何をしてくれるのか?」

を基準に発信を吟味して、
購入を検討します。

理念と嗜好がうまく合っていれば
問題ありませんが、

そうでなければ売上に影響がでるのは必至。

よりよい結果になればいいのですが、
そうでなければ社長は責任をとれません。

だから理念が大事。

その理念に影響をうけた社員が
どういう行動を起こし、

それが社会に還元されたら
どんなに素敵な世界がもたらされるか?

分かりやすい目標をかかげ
明確に言語化して

社内の隅々まで共有を図ること。
これがミッションマネジメントです。


■私は

このミッションマネジメントを軸に、
スポーツビジネスの研究を進めています。

そして今年、
まもなく研究結果を出すことができますが、

実践できる環境づくりにも
同時に着手していきます。

東京にきて、
働きながら研究を始めて3年が経過。

このタイミングで行動量を増やして、
大量にアウトプットを積み重ねて、

社会貢献ができるよう
がんばりたいと思います。


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。

それではまた明日。
おつかれっした!




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