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【5分で解説】令和6年版こども白書が公表されました

令和6年版「こども白書」は、日本のこどもを取り巻く現状と政府の施策について報告する重要な文書です。本記事では、この白書の主要な内容をまとめて【5分】で解説します。


第1部 我が国におけるこどもをめぐる状況

第1章 こども・若者を取り巻く状況

  • 出生数と出生率: 2022年の出生数は統計開始以来最少、合計特殊出生率も過去最低を記録。

  • 成育環境: 安全な場所があると感じるこども・若者が9割超。学校を安全で安心できる居場所と感じるこどもが半数以上。

  • 貧困: 相対的貧困状態にあるこどもは13.5%、ひとり親世帯の貧困率は48.1%。

  • 児童虐待: 2022年度の児童相談所への相談件数は過去最多。

  • 不登校といじめ: 小中学校における不登校児童生徒数やいじめの重大事態発生件数も過去最多。

  • こどもの自己認識: 半数以上が生活に満足し、将来に希望を持つ。一方で「自国の将来は明るい」と思うこどもは約2割。

第2章 こども施策の総合的な推進

  • こども基本法のポイント: 基本理念、こども大綱の法的位置づけ、こども家庭庁設置の経緯などを説明。

  • 特集: こども大綱、次元の異なる少子化対策、日本のこども・若者の意識調査の結果を紹介。

第2部 政府が講じたこども施策の実施状況

第1章 ライフステージを通した重要事項

  • 学習支援: 貧困の解消と連鎖防止を目指した学習支援。

  • 児童福祉法改正: 令和4年の改正内容。

  • こどもの自殺対策: 長野県の取り組みを紹介。

  • 震災支援: 能登半島地震で被災したこどもの居場所づくり。

第2章 ライフステージ別の重要事項

  • 育ちビジョン: 生後8か月の育ちビジョン。

  • こどもの居場所づくり: 指針と具体的な取り組み。

  • 相談支援: 1人1台端末を活用した支援。

  • いじめ防止: 学校外からのアプローチ。

  • ヤングケアラー支援: 支援の具体策。

第3章 子育て当事者への支援

  • こどもまんなかアクション: こども・子育てにやさしい社会づくり。

第4章 こども施策を推進するための必要事項

  • こども・若者の意見の政策反映: 「こども若者★いけんぷらす」の活用。

  • コロナ影響調査: 新型コロナウイルス感染症の影響調査。

特集

こども大綱

  • 目標設定: 「こどもまんなか社会」の実現を目指す。

  • 権利の主体: こども・若者が権利の主体であることを明示。

  • ライフステージごとの施策: こども・若者の視点で政策を提示。

  • 意見反映: 多様な方法でこども・若者の意見を聴取し、反映。

次元の異なる少子化対策

  • 経済的支援: 経済的支援の強化。

  • 共働き・共育ての推進: 全てのこども・子育て世帯への支援。

  • 意識改革: こども・子育てにやさしい社会づくりのための意識改革。

日本のこども・若者の意識の現状

  • 調査結果: 日本と諸外国のこども・若者の意識調査から見える現状。

まとめ

令和6年版「こども白書」は、日本のこどもを取り巻く現状と政府の施策を詳細に報告し、こども・若者の視点を重視した政策推進の重要性を強調しています。毎年の報告を通じて、こども施策の改善と少子化対策の強化を目指しているこの白書は、日本の未来を担うこどもたちにとって非常に重要な意味を持っています。

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