見出し画像

ドイツで出産〜破水から出産まで〜

前の記事からかなり更新があいてしまいました。
その間、ドイツで2020年7月21日午前3時15分に元気な女の子を出産しました!身長57センチ、体重3,580グラムと日本の平均(約50センチ、3,000グラム)に比べると大きめの赤ちゃんでした。
その為か、破水から26時間と、長丁場な出産でした^^;

長く、詳細を書いたので、苦手な方は読まれないようお願いします。

1. 予定日から一週間後、出産2日前に検診を受ける

2020年7月19日(日)の朝、予定日を一週間過ぎても陣痛の兆候がない為、産院での検診がありました。

妊婦検診を受けていた先生から、「場合によってはこの日に早速陣痛促進剤を打って出産なんてこともあるかも」なんて言われていたので、主人は出産入院に備えて自分の荷造り、朝からソワソワ。(笑)すごい量の荷物を持って病院まで行ったはいいものの、コロナウィルス対策の為、主人は病院に入ることができず、近くの公園で一人ピクニックして待つことに。(笑)

朝11時半に到着、ストレスチェックの後、この日は混んでいたようで診察室に入れたのはなんと午後2時半。
先生によるエコーで羊水も十分、赤ちゃんの状態も良好ということで、3日後の22日(水)までに陣痛が起こらなかった場合、Induction(陣痛促進剤)を打って出産しましょうとのこと、最後に先生:「でもいつ陣痛が起こっても不思議じゃないから、もしかして今日帰ったら陣痛が来てここに戻ってくるかもね!」なんて言われた言葉通り、まさかその日の夜に陣痛がくるとは。。。!

2. 破水した!!

午後4時頃、自宅へ戻り、自宅で夕食をとり、近所に散歩に出かけ、12時過ぎと遅めの就寝。うとうとし始めた20日(月)午前1時頃、突然、膣の方からバンッ!!と風船が割れるような音が!ハッとして飛び起き、主人を起こす。が何も起きないのでそのまままた寝ようとすると、じわ〜と何かが下から出てくる感覚が。これは破水だ!と確信しお手洗いへ、やっぱりタラタラと水が出てくる。お風呂に移動し軽くシャワーを浴びている間も若干茶色の水がダラダラと流れてくる。主人が病院に電話をし、すぐに病院に来るようにとのこと、予め用意してあった自分の入院用スーツケースと朝用意した主人の入院荷物を持って、夜用生理ナプキンをあててタクシーで病院まで。

3. 病院へ〜ここから長い戦いが始まる〜

「遂に始まる!!」とこの時は心配というより、ワクワク!ドキドキ!という感じで病院まで行きました。到着後2時過ぎにストレスチェックを受けると、9分感覚で陣痛が始まっていて、3時過ぎには子宮口1cmに。3時半過ぎにおしりから痛み止めを2種類入れ、朝10時まで病室でできるだけ休むように言われ、ここで主人は一時帰宅。
病室まで行き、休もうとするがよわ〜い陣痛を感じる中、なかなか寝付けず目は閉じているがといった状態。
朝8時にもなると、窓掃除で外からガコガコ窓を叩く音、しまいには作業員数名が病室に入って来てブラインド?か何かを操作している始末で明るいわうるさいわで全然眠れず(涙)こういうことろ、ドイツはお構いなし😅

そして何とか10時までなるべく目を閉じて過ごし、再度分娩科へ移動。
ノンストレスチェックを受けると、また病室に戻り、病室へ運ばれてくるお昼を食べて12時半に戻るように言われる。

画像4

(病院で提供される食事は、基本ランチのみ温かい食事が出ます。この日はターキーにパスタとブロッコリー、スープ、マンゴームースでした。入院中は、数種類ある選択肢から選べます。)

その間、コロナウィルスの検査も受けました。(陰性でした。)

4. 夫、やっと合流が許される

13時半、ノンストレスチェックの後子宮口をみてもらうと、既に4cmに!!通常4cmまでが長く、それ以降は進行が早いようで、夫を呼んでいいと言われ、自宅で待機していた夫へ電話。ここから、陣痛もだんだんと強くなっていき、14時過ぎに夫が到着、15時まで病院内を歩くようにとのことだったので、夫と二人で院内を散歩。時たま、陣痛の波に襲われ、通路脇で休憩しながら歩きました。

画像5

(病院内は冷房のききがよくなく暑い、、イギリスのブランド”HA”で購入した名前入りこのガウンが軽くて涼しくてよかったです。)

15時に分娩科に戻りノンストレスチェックを受けてましたが、その間どんどん強くなっていく陣痛。陣痛の波の間に持っていていたおにぎりをパクパクしながら目を閉じて深い呼吸で痛みを逃してました。

画像6

(このおにぎり、この時食べといてよかった!!)

5. 入院から15時間後、やっと分娩室へ移動〜休みのない陣痛に耐えること3時間〜

2時間程、4分、3分、2分間隔へと短くなっていく陣痛を逃しながら過ごしているといよいよ分娩室へ移動。30畳ほどの大きくて間接照明ほどの明るさの分娩室に入りバランスボールの上に座りプカプカ跳ねていた途端!!今までにない激しい陣痛に襲われてベットに腕をつき初めて声がもれました。。その後も続く激しい陣痛に、18時15分くらいから痛み止めの点滴を開始。若干酔っぱらったような、眠いような感覚になるが、痛みの感じ方にさほど変化なし。朦朧とした、眠いけど激しい痛みで寝れない。。といった状況の中、1分間の休みもない痛みが続く。夫に背中をマッサージしてもらいながら、この2時間ほどをやり過ごすが、本当に休みがない!自分ではこんなに時間が経っている感覚もない。痛みの間に夫がソーセージにパン、りんごを食べていて、「ソーセージ食べる?」と聞いてきた時には出ない言葉の中、頭の中で「今食べれる分ないやーん!!」と叫ぶ。笑
マッサージも、「そこじゃなーい!」「もっと強く押して!!」と散々文句をいいながら痛みに耐える。休みなく押す方も大変だったであろうに。夫、ありがとう🙏
(ここからは私の途切れ途切れの記憶と夫の証言を照らし合わせたものです。)

因みにこの日、私が入院した日の午後から急患が多く入ったらしく、この時には助産師さんも大忙し。シフトによって見てくれる助産師さんはコロコロ変わるし、病室には1時間に一度くらい様子をみに来る程度。でも不思議を不安感はまったく無しでした。皆さん、毎日のお仕事で手慣れている感満載!
助産師さんがやってきて子宮口をチェックしていると、赤ちゃんの方向が思わしくないとのこと、ドクターが来てエコーでチェック。エコーの為、仰向けになって大人しくしなければならなかったのがかなりキツかったのにもかかわらず結局赤ちゃんの方向に問題無し。休みなく続く痛みに夫の腕やら肩やらをとにかく力づくで掴むはつねるはで助産師さんもいきみの段階までこれでは体力がもたないと判断、無痛分娩(PDA)に切り替えることに。

6. 無痛分娩に切り替える〜今までの痛みが嘘のよう!〜

ここから、麻酔医の先生が到着するまで30分程度、そこから投与の準備でさらに20分ほど。この時間が本当に長かった。。その間、麻酔(PDA)の針を背中から刺す為に座ることもままならなかった私に助産師さんが沈静させる薬を投与。この薬の作用で手足が震え始めて、そんな作用があるとも知らない私(助産師さんが作用についてはドイツ語で説明していたようで、主人は理解していたが私は知らず)は震えている自分に遂に身体が限界を迎えているのか!?大丈夫?この状況??と思っていましたが、周りが冷静だったのを覚えています。
ブルブル震えながら、どうにか身体を起こし、麻酔によるリスクの説明を聞き、「ここにサインをしてください」と先生。「先生、初診で来た際にもうサインしました〜!!」と叫ぶと「あ、本当だ、してあるね」と。笑
その後背中を丸めて動かないようにと指示され、ブルブル震える身体をどうにか静止させるように心がけて背中に太い針がズブ〜と入っていくのを感じましたがこの痛みなんかはもはや感じず。(この後背中から出血もあったのでバンドを張り替えたりなんかもありました。)

その後、強すぎる陣痛を弱める点滴を打たれ、麻酔を打ってから15分ほど夫と共に深い呼吸方を続けているとやっと右側の感覚が和らいでいく。(22時半くらい)助産師さんがまた分娩室に現れ、子宮口を確認するとこの時点で9センチに。「あと1〜2時間くらいで生まれると思う」とのコメント。ですが、実際にはそんな簡単にはいかず。。全然下がってこない赤ちゃん。
麻酔の効き方が、左右差があり、右側は全く何も感じず右足を動かすこともできないほどで、左側にも麻酔を効かせる為、左に身体を傾かせたりしながら、麻酔は大体20分くらいできれてくるとのこと、少し感覚が戻りつつあるなと感じたら、手に持たされていたボタンを押して、麻酔を追加します。

画像6


その間、次に助産師さんが戻ってくる1時まで夫は分娩室のソファで仮眠。

1時になり、助産師さんがまた分娩室に戻ってきて子宮口を確認すると10センチに。陣痛を弱める点滴を打っていたので、今度は強くする点滴に切替る。(今考えると薬漬け笑)そしていきんでみる。ですが、全く出てくる気配がない。笑 
そこで助産師さん、夫の頭の頭を見て、「きっと赤ちゃんお父さんの頭の形をしているのね、そのカクカクした部分がきっと引っかかって出てこないのよ。」と。
この時、既に頭が見えていて「髪の毛は何色??」と聞く余裕がこの時は既にありました。無痛分娩にすると本当に何も感じない!!むしろ、腰から下が全く動かせないほど。
助産師さん、「吸引してみましょう、用意してくるわ。」と言って分娩室を出ていったまま、全然帰ってこない。笑 (↑に説明した通り、この日は急患が多く、助産師さんも「This is crazy today!!」と言っていたくらいなので仕方ない。)

7. 遂にいきむ時が!!お腹を思いっきり押される

2時頃、麻酔が効いている中、強い陣痛を感じたので、助産師さんを呼ぶ。30分ほど、いきむが、赤ちゃんは全く出てくる気配がない。(長くなりましたがもうそろそろ終わります。笑)
そこで助産師さん、「押し出しましょう、先生を呼んでくるわ。」と。その20分後、30代くらいの若いドクターと一緒に戻ってくるとすぐに、2回、いきむと同時にドクターがお腹の上から全体重をかけて押す!!1回目で赤ちゃんの頭がでかかったのを感じ、2回目で、ドロンっ!と何かが出たのを感じました。頭が出たのかと思ったら、全身出ていてびっくり!後から夫から聞いたところ、男のドクターが物凄い勢いで私に乗っかるように押していて心配になるくらいだったようです。

8. 誕生から後処理〜会陰裂傷しました〜

そうして午前3時15分、やっと娘が産まれたのでした。
破水から始まった為、羊水がほとんど残っていなかった為か、ヨーグルトのような膜がついた状態で産まれてきました。軽くふいてもらって胸の上へ。ボンディングタイム(カンガルーケア)の後、初の家族写真を撮って娘は身長体重測定から身体チェックへ。

画像3

破水から26時間、陣痛が始まってから約25時間の出産でした。
引っかかって出てこなかった娘は案の定、頭の形は夫そっくり。正面から見るとしょくぱんまんのような頭の形をしています。

食パンまん

その後は、胎盤を取り出し(こちらも感覚はほとんど無し。少しいきんだら出たよう。)、折角なので胎盤を見せてもらう。助産師さんが、詳しく説明してくれました。

その後、裂けてししまった会陰を縫合してもらいました。こちらでは、会陰切開は通常なく、自然に裂傷させた方が傷口も自然に治りやすいとされているようで、ドクターによって2度の押し出しで半ば強引に出されたこともありますが7〜8cm程裂傷。産後は1ヶ月以上痛みに悩まされました。。デュッセルドルフなど、日本人の多くいる地域では、会陰切開を行ってくれるようです。他地域で出産される方で、会陰裂傷を裂けたいという方は、事前に切開して欲しいと伝えておいた方がベターです。私も次回は切開をしてもらおうと思います。2時間ほど分娩室で休息を取ってから、6時前に病室へ移動しました。

破水してから26時間、陣痛が始まってから25時間、分娩室に入ってから10時間、無痛の麻酔を打ってから5時間かかった出産。分娩室に入ってから麻酔を打つまでの4〜5時間の痛みを、もう5時間耐えなければいけなかったことを考えると、もしも再度妊娠出産となったら、分娩室に入った段階で無痛に切り替えようと思います。
コスト面で言うと、日本では無痛を選択すると更に数十万円と費用がかかるようですが、こちらでは保険対象で全額無料なので、強ーーーくおすすめします!!

次回は、産後の入院から退院まで、そしてドイツでの出産制度について書きたいと思います。

それではまた😊

Instagramでは、写真メインでドイツの生活をアップしています⭐️
https://www.instagram.com/emi.kempinski/




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?